C型肝炎

基本情報

どんな病気?

C型肝炎ウイルス(HCV)の感染により起こる肝臓の病気。何年も症状の現れない感染者もいるが、発熱、倦怠感、食欲不振、腹痛、色の濃い尿、黄疸などの症状が起こることがある。死者数は毎年40万人近くに上り、そのほとんどが肝硬変や肝臓がんの合併症によるものである。

流行地域

世界各地に約7100万人の慢性患者がいるとみられている。エジプト、中国、パキスタン、インドネシアでは特に多くの患者が存在する。

感染経路

血液を通じて感染する。ウイルスに汚染された血液の輸血・血液製剤、注射針その他の医療器具の使いまわしなどが原因となる。

診断

一般的には、まずHCV抗体検査をして感染したことがあるかどうかを調べる。陽性となった場合は、精密検査で感染しているかどうかを調べる。

治療

近年開発された直接作用型抗ウイルス薬(DAA)は、有効性は高いものの、価格も高いため、手の届く患者は少ない。

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