自然災害

基本情報

地震、津波、洪水、台風などの自然災害は、ほんの短い時間で人びとの命を脅かす。家屋や暮らしが破壊され、清潔な水や物資を得ることが難しくなることに加え、保健医療システムの崩壊にもつながることがある。その影響は長期にわたることも少なくない。

国境なき医師団(MSF)は、いち早くニーズの把握に当たり、緊急援助が必要と判断した時点から可能な限り早く現地に入り活動を展開する。MSFは緊急援助にすぐ投入できるよう梱包済みの援助キットを常備。70余りの活動国では災害時に対応可能な援助スタッフが控えており、道路が寸断された場ではヘリコプターなども使い現場に入る。

テント式病院を設置して負傷者への外科手術を行うほか、物資の提供、密集した避難所で発生しやすい感染症を防ぐ活動なども行う。

これまでに、ハイチ大地震(2010年)、東日本大震災(2011年)、フィリピンの巨大台風(2013年)、ネパール大地震(2015年)、熊本地震(2016年)、モザンビークの巨大サイクロン(2019年)、パキスタンの洪水(2022年)など、世界各地で緊急援助を行っている。

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