ハイチ

ハイチでの国境なき医師団(MSF)の活動は

ハイチの首都ポルトープランスではギャングの勢力争いによる治安の悪化が深刻です。武力衝突、強盗、誘拐など慢性的な暴力が人びとに影響を及ぼし、2022年はすでに不安定な状況が著しく悪化しました。

国境なき医師団(MSF)は銃撃や病院の閉鎖、患者殺害による医療活動の停止、燃料不足などの困難に直面しながら、緊急事態に対応しています。首都の医療施設では、銃創や刺し傷、重度のやけどなどの外傷治療を行いました。また、性暴力の被害者の治療、リプロダクティブ・ヘルスケア(性と生殖に関する医療)などにも対応するほか、首都で最も大きな被害を受けている地域では移動診療も展開しました。

2022年9月以降はコレラ患者が急増したため、MSFはコレラ治療センターを設置。治療のほか水と衛生、健康教育活動も行いました。

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