インドネシア・スラウェシ島の地震 MSFチームが被災者のニーズを調査

2018年10月03日

スラウェシ島の都市パルの村 地震と津波で崩れた建物(2018年10月2日撮影)スラウェシ島の都市パルの村 地震と津波で崩れた建物(2018年10月2日撮影)

インドネシア中部のスラウェシ島で9月28日に起きた地震と津波により、現地では1200人以上が亡くなり、多くの負傷者が出ている。国境なき医師団(MSF)は、医師とロジスティシャン(物資・設備担当)、水と衛生の専門家がチームを組み、現地当局と協力して医療ニーズの調査を続けている。 

地震で損壊したパルの公立病院では、屋外で患者の治療をしている(10月2日撮影)地震で損壊したパルの公立病院では、屋外で患者の治療をしている(10月2日撮影)

スラウェシ島のドンガラ県パルでは医療施設が損傷・倒壊しており、二次医療施設でも物資の供給や技術面の支援が必須と見られている。また、災害後に感染症が広がる危険を避けるため、清潔な水の供給も必要となるだろう。

MSFチームはさらに、被災者と、被災者の治療にあたる医療従事者の心のケアにも注力していく予定だ。
 

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