包括遺贈と特定遺贈

遺贈には「特定遺贈」と「包括遺贈」の2種類があります。「特定遺贈」は、遺贈する財産の金額や項目を特定して、具体的に指定する方法です。「包括遺贈」とは、たとえば「財産の全部」や半分、30%というように、割合を指定する方法です。「包括遺贈」では債務など負の資産も包括受遺者(包括遺贈で財産を受け取る者)に引き継がれることになります。

特定遺贈と包括遺贈の主な違い

特定遺贈 包括遺贈
概要 財産の金額や項目を特定して遺贈する 財産の全部または一部の割合を指定して遺贈する
遺言書における表記例

「現金〇〇万円を遺贈する」

「〇〇銀行〇〇支店 普通口座〇〇の預貯金の元金及び利息金を遺贈する」
「〇〇県〇〇市〇〇町〇番地〇号の土地を遺贈する」
等。

「私の財産の全てを遺贈する」
「私の財産の〇%を遺贈する」
「私の財産から現金〇〇円を△に遺贈した残余を遺贈する」 等。
メリット 遺贈される資産が明確でもめごとが起きにくい。
債務等の負の資産は引き継がれない。
遺言書を作成する時点で資産の状況を確認する手間がかからない。
デメリット 遺言書を作成する時点で資産の状況を確認する等の手間がかかる。 相続人や受遺者が知らない債務等の負の資産も引き継がれるリスクがある。

国境なき医師団がお受けできるのは基本的に特定遺贈ですが、一定条件のもとで包括遺贈もお受けしております。くわしくはお問合せください。

遺産からの寄付の方法や注意点などをご説明した資料をご用意しています。

パンフレットに掲載されている内容は以下の通りです。(一部)

  • 国境なき医師団とは?
  • 遺贈寄付までの流れ
  • 公正証書遺言とその作り方
  • 自筆証書遺言とその書き方
  • 遺贈Q&A

お問い合わせ

国境なき医師団 遺贈寄付ご相談窓口

遺贈寄付専任スタッフがお手伝いします。

国境なき医師団には、幅広い知識と相談経験豊富な専任のスタッフがいます。
遺言書の書き方から、手続き上のことまで、遺贈のことなら何でも、お気軽にご相談ください。