国境なき医師団の遺贈寄付プログラム・寄付者の声

自分らしい人生のかたちを考えた時、遺される財産を「つぎの命」のために役立てたいとお考えになる方が増えています。国境なき医師団では、命を救う活動に役立てる遺贈寄付プログラムをご用意しています。

遺贈寄付とは?

命のバトンを「つぎの命」へ。

遺贈とは、「遺言」によって遺産の一部または全てを相続人以外の者人や団体に無償で譲ることをいいます。そのうち、「寄付」として行われるものは「遺贈寄付」と呼ばれ、ご自分の想いを未来に託す新しい寄付のかたちです。
あなたらしい選択のひとつとして、「遺贈寄付」を検討してみませんか。

遺贈についてのコラム記事はこちら

国境なき医師団の遺贈寄付プログラム

遺言書において、一部または全ての財産の受取人として国境なき医師団日本を指定することで、医療・人道援助を通じた命を救う活動に遺産を役立てていただくことができます。国境なき医師団に遺贈いただいた財産は、相続税の課税対象になりません。

あなたの寄付で実現できること

皆さまからの遺贈は、幅広い医療活動に役立てられています。

10万円で2,800食

栄養治療食を栄養失調の子どもたちに提供することができます。

100万円で22,000人分

子どもたちにはしかの予防接種用ワクチンを提供することができます。

650万円で救急車両1台

遠くにいる患者さんのもとへ駆け付ける救急車両を用意することができます。

1100万円でテント型外科診療所一式

緊急援助のためのテント型外科診療所一式を用意することができます。

国境なき医師団の活動

国境なき医師団(Médecins Sans Frontières=MSF)は、独立・中立・公平な立場で医療・人道援助活動を行う民間・非営利の国際団体です。国境なき医師団の活動は、9割以上が民間からの寄付で成り立っています。

独立・中立・公平な立場

設立時から変わらない3つの活動原則です。

医療・人道援助活動

命の危機にさらされている人びとに無償で医療・人道援助を届けています。

証言活動

人道侵害や暴力行為を国際社会に訴え、医療だけでは変えられない問題の解決につなげます。

海外派遣スタッフの声

始まりは、高校の英語の教科書。
「私も将来こういうことをやりたい」と医師を志しました。

空野すみれ産婦人科医

初めての派遣は、南スーダンのアウェイル病院。ある患者さんは、出産がうまく進まずに病院に搬送され、「帝王切開」を希望していました。が、胎児は元気で胎児の頭はすぐそこにあったので、経腟分娩を説得。最初はなかなか聞き入れてくれなかったのですが、最後は頑張って、元気な赤ちゃんを出産しました。その彼女が、出産後の診察で何かつぶやきました。周りに通訳を頼むと「神様にあなたの幸せを願っているんだよ」と。こんな表現でお礼を言われたのは初めてでした。現地では、私の説得を理解してもらえているか分からなくなることもあったのですが、こんなふうにお礼を言われると、「私の気持ちも伝わっていたのかな」と思えて、嬉しくなりました。