国境なき医師団の遺贈寄付プログラム・寄付者の声
自分らしい人生のかたちを考えた時、遺される財産を「つぎの命」のために役立てたいとお考えになる方が増えています。国境なき医師団では、命を救う活動に役立てる遺贈寄付プログラムをご用意しています。
国境なき医師団の遺贈寄付
遺贈とは、「遺言」によって遺産の一部または全てを相続人以外の人や団体に無償で譲ることをいいます。そのうち、「寄付」として行われるものは「遺贈寄付」と呼ばれ、ご自分の想いを未来に託す新しい寄付のかたちです。あなたらしい選択のひとつとして、「遺贈寄付」を検討してみませんか。
国境なき医師団の遺贈寄付プログラム
遺言書において、一部または全ての財産の受取人として国境なき医師団日本を指定することで、
医療・人道援助を通じた命を救う活動に遺産を役立てていただくことができます。
国境なき医師団に遺贈いただいた財産は、相続税の課税対象になりません。
あなたの寄付で実現できること
皆さまからの遺贈は、幅広い医療活動に役立てられています。
10万円で2,800食
栄養治療食を栄養失調の子どもたちに提供することができます。
100万円で22,000人分
子どもたちにはしかの予防接種用ワクチンを提供することができます。
650万円で救急車両1台
遠くにいる患者さんのもとへ駆け付ける救急車両を用意することができます。
1100万円でテント型外科診療所一式
緊急援助のためのテント型外科診療所一式を用意することができます。
- ※数値は外国為替によって変動します。
遺贈寄付の情報収集やお問い合わせはお気軽に
パンフレットを取り寄せる電話で:03-5286-6430 メールで:legacy@tokyo.msf.org
※ お電話でのお問い合わせは平日10:00~17:00(土日祝日・年末年始はお休み)
国境なき医師団に遺産寄付いただいた方の声
遺贈を決めることができて、ほっとしています。
国境なき医師団の存在を知ったのは成人してからのことです。医師をはじめとする医療関係の方々が、世界各地の紛争地域や貧困地域などで人道的な医療活動をされていると知って、強い関心を持ちました。
私の場合、相続関係の問題はなく、わずかばかりの不動産ではありますが、その遺贈について考えていましたので、いろいろ調べました。
国境なき医師団では不動産も受けてくださる(※)と分かり、私の希望とも合致しましたので、ここにしようという結論に至りました。
自分の年齢もあり、この先のことや世の中の状況など不確定な要素ばかりの中で、今回一つの決断ができてほっとしています。
- ※不動産のご遺贈には、一定の条件がございます。お気軽にお問い合わせください。
東京都 70代 女性 H様
国境なき医師団の最大の力は、現地に人が入っていくことです。
妻が倒れたのは突然でした。連れ合いがいなくなるのがこれほど辛いことだとは思いませんでした。
もともと「うちは子どもがいないから、いずれはどこかに寄付したいね」と話していたので、(二人が出会った)高校のブラスバンド部などに寄付し、では自分はどうする?と。 国境なき医師団には創設された頃から注目していました。ずっと製薬会社で薬の研究開発をしてきましたし、薬は確かにとても大事です。が、最終的に必要になってくるのは人です。薬を手配し、運ぶ人。診断して、処方する人。
国境なき医師団の最大の力は、どんなに厳しい環境にあっても現地に人が入っていくことです。薬があっても、運ぶ人や医療関係者がいなければ、やっぱりだめなんですよ。そのお役に立てるのなら、と考えました。
茨城県 60代 男性 N様
遺贈寄付の情報収集やお問い合わせはお気軽に
パンフレットを取り寄せる電話で:03-5286-6430 メールで:legacy@tokyo.msf.org
※ お電話でのお問い合わせは平日10:00~17:00(土日祝日・年末年始はお休み)
国境なき医師団の活動
国境なき医師団(Médecins Sans Frontières=MSF)は、独立・中立・公平な立場で医療・人道援助活動を行う民間・非営利の国際団体です。国境なき医師団の活動は、9割以上が民間からの寄付で成り立っています。
独立・中立・公平な立場
設立時から変わらない3つの活動原則です。
医療・人道援助活動
命の危機にさらされている人びとに無償で医療・人道援助を届けています。
証言活動
人道侵害や暴力行為を国際社会に訴え、医療だけでは変えられない問題の解決につなげます。
国境なき医師団が取り組む課題
感染症に対する支援
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「病原体」と呼ばれる細菌やウイルスなどが、空気、飛沫、水などの生活環境を通したり、動物や人と接触することで、体内に入って増殖することを「感染」と呼びます。このような病原体に感染して発症する病気のことを「感染症」と言います。 例えば、蚊を媒介して広がるマラリア、日本でも過去に流行していた結核、エイズ(後天性免疫不全症候群)や、致死率が最高で90%程度に達することもあるエボラウイルス病(エボラ出血熱)、世界各地で流行した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などが存在します。 国境なき医師団は、医療機関における感染予防・制御に関する取り組みをはじめ、治療センターの設置、感染者の治療、感染予防のための予防接種や健康教育などを実施しております。特に、医療や衛生面で脆弱な環境に暮らす難民・避難民など、弱い立場に置かれた人びとへの支援に力を入れています。 例えば、3000円の寄付で、子どもたちをはしかから守るための、66回分のはしかワクチンを用意できます。
紛争地における支援
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紛争は、戦闘による負傷や死亡といった被害をもたらすだけでなく、医療施設が破壊されたり、医療物資の供給が絶たれたりすることにより、地域の人びとの命と健康に長期的な影響を及ぼします。紛争に巻き込まれた人びとは、無差別的な攻撃の危険にさらされて過ごすほか、危険にさらされた故郷を離れ、難民や国内避難民として避難生活を余儀なくされています。国境なき医師団は、紛争地でいかなる陣営にもつかず、医療ニーズにのみもとづき、緊急事態が発生してから 原則48時間以内に駆け付け、外科治療心のケアなど命の危機に直面する人びとへ援助を提供しています。 例えば、10000円の寄付で、紛争から逃れてきた避難民110人に3カ月間の医療を提供できます。
栄養失調に対する支援
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栄養失調は、必要な食料や栄養(必須栄養素)が不足することで起き、特に5歳未満の子どもが陥りやすい症状です。 新型コロナウイルス感染症の流行、ウクライナでの紛争、気候変動などの影響により、食料不安に直面する人びとの数は2019年より増加しました。2022年は約7億人が飢餓に直面、世界人口の約3割にあたる24億人が中・重程度の食料不安により常に食べ物を入手することができない状態でした。5歳未満では1億4800万人が発育阻害、4500万人が低栄養の中でも命の危険がある重度の栄養失調(消耗症性)に苦しんでいます。※「世界の食料安全保障と栄養の現状(SOFI)2023年報告」より(SOFI=The State of Food Security and Nutrition in the World) 国境なき医師団は、栄養失調により大切な命を落としている方々を救うため、そのまま食べられる栄養治療食(RUTF)を提供しています。栄養治療食(RUTF)は水や加熱など特別な準備をすることなく、家庭でも栄養失調児が栄養失調から回復するために必要な栄養素を得ることができます。例えば、3000円の寄付で重度栄養失調の子どもたちに栄養治療食(RUTF)84食を提供できます。
海外派遣スタッフの声
始まりは、高校の英語の教科書。
「私も将来こういうことをやりたい」と医師を志しました。
初めての派遣は、南スーダンのアウェイル病院。ある患者さんは、出産がうまく進まずに病院に搬送され、「帝王切開」を希望していました。が、胎児は元気で胎児の頭はすぐそこにあったので、経腟分娩を説得。最初はなかなか聞き入れてくれなかったのですが、最後は頑張って、元気な赤ちゃんを出産しました。その彼女が、出産後の診察で何かつぶやきました。周りに通訳を頼むと「神様にあなたの幸せを願っているんだよ」と。こんな表現でお礼を言われたのは初めてでした。現地では、私の説得を理解してもらえているか分からなくなることもあったのですが、こんなふうにお礼を言われると、「私の気持ちも伝わっていたのかな」と思えて、嬉しくなりました。
遺贈寄付の情報収集やお問い合わせはお気軽に
パンフレットを取り寄せる電話で:03-5286-6430 メールで:legacy@tokyo.msf.org
※ お電話でのお問い合わせは平日10:00~17:00(土日祝日・年末年始はお休み)
- ©Julie Remy