内科医

診療所や保健所での医療活動の計画、実施、評価を担当します。HIV/エイズ、結核(TB)、難民・国内避難民キャンプ、栄養治療(緊急援助を含む)、予防接種キャンペーンなど、特定の疾患をターゲットにしたものから、病院総合医として内科のみならず、小児科、一次救急、創傷処置、産科初期対応をする場合もあります。また、熱帯地に特異的な疾患の他にも、糖尿病や一般細菌感染症といったコモンディジーズにも幅広く対応します。
診療の他にも、現地スタッフのマネジメントや指導、他医療機関や行政との連携も業務の一部になります。
派遣期間の目安は6カ月からです。
【内科医を緊急募集中】
MSFでは現地で活動する内科医を通年募集していますが、現在、活動地におけるニーズが急速に高まっているため内科医を緊急募集しています。
以下の募集要項をご参照の上、ご関心のある方はぜひご応募ください。
- 応募締切:緊急募集のため早めの応募をお願いします。応募された方より順に選考プロセスを開始します。採用が決まり次第、募集は終了となります。
- ※この派遣に限らず、内科医は通年募集しています。
- 言語:英語・フランス語の両言語で業務ができる方を特に歓迎(英語のみでも応募可能)
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※CEFR
にて、英語はB2レベル以上、フランス語はA2レベル以上
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※CEFR
- 内科医の主な業務内容、応募条件や応募書類・応募方法は本ページ内に記載しています。
- 応募から派遣までの流れはこちら
- 待遇と諸制度はこちら
- お問い合わせ・個別相談:この募集に関するご質問はrecruit@tokyo.msf.orgまでお送りください。緊急募集に応募をご検討の方にオンラインでの個別相談も受け付けています。ご希望の方はこちら
よりお申し込みください。
主な業務内容
- プロジェクトに応じた疾患や症状に対する診断および治療、限られた医療資源の中での診療
- 診療に関するデータをまとめ、定期的にオペレーションセンターに報告、必要に応じて相談
- 現地スタッフ(医師のみならず医療スタッフ全般)のマネジャーとして、患者の治療方針の相談や問題点の解決、現地スタッフの勤務管理
- 現地スタッフに対する診療スキル向上のための教育やトレーニングの企画・参加・監督
- 現地のコミュニティーや患者を対象に公衆衛生指導(文化的背景を踏まえた異文化診療能力がも求められる)、他の医療機関や行政との連携
- 難民キャンプでのアウトブレイク対応などにおける個別ケアや集団ケア(ワクチン接種、濃厚接触者への予防投薬などに対する公衆衛生の知識やスキルがあるとなお良い)
- スタッフの健康管理

応募条件
経験・スキル
- 必須求める人物像に記載されている資質を参照
- 必須初期研修後、3年以上の臨床経験
- 必須英語もしくはフランス語で業務ができること(両言語できることが望ましい)
- 必須マネジメントや教育の経験
- 歓迎熱帯医学の学位または臨床経験
- 歓迎救急での豊富な経験(小手術を含む)
- 歓迎小児科、ICU、産科での1年以上の経験
- 歓迎開発途上国におけるNGOでの臨床経験
- 歓迎アラビア語のコミュニケーション力
- ※現在、内科医のポジションは競争率が高く、派遣先の決定まで1年前後かかる状況となっています。あらかじめご了承ください。
応募書類
MSFの海外派遣への応募書類は、下記の専用フォームで受け付けています。履歴書(英語自由形式)、志望動機書(英語自由形式)、各職種の必要書類をご確認いただき、ダウンロード、ご準備のうえ、下記専用フォームにてご応募ください。
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①
履歴書(英語自由形式)
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②
志望動機書(英語自由形式)
- ③
- ④
- ⑤
- ⑥
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※書式自由の履歴書については、こちらの例
を参考に作成してください。
医療ガイドライン
必須医薬品、臨床ガイドライン、難民の健康、結核、産科学など途上国での医療活動に必要な臨床や薬品に関する情報をウェブサイトで公開しています(英語)。PDFや電子書籍のほか、スマホアプリでも配信中です。書籍は説明会会場で閲覧できます。

熱帯医学ワークショップ
過去のワークショップはこちらから
過去に開催したワークショップの模様は動画でご覧いただけます。
国境なき医師団 (MSF) 日本 ・長崎大学熱帯医学研究所臨床感染症学分野共催
2017年8月6日(日)実施
海外派遣スタッフの声
海外派遣スタッフはなぜ国境なき医師団の活動に参加したのでしょうか。派遣地で経験した業務や生活はどのようなものでしょうか。国境なき医師団日本から派遣された内科医の声をお届けします。
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パスポートすらなかった自分が一念発起 感染症医としてできることがある
鵜川 竜也
- 活動地
- パプアニューギニア
- 活動期間
- 2020年11月~2021年8月
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治療だけじゃない 話を聞き、寄り添うことの大切さを伝えたい
曵田 彩子
- 活動地
- ミャンマー
- 活動期間
- 2018年7月~2019年8月
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酸素もレントゲンもない救急室で「エコーの神様」と呼ばれる
氏川 智皓
- 活動地
- 南スーダン
- 活動期間
- 2018年8月~2019年2月
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相手の立場に立ち、信頼関係を築くことが活動の鍵:團野 桂
團野 桂
- 活動地
- バングラデシュ
- 活動期間
- 2018年1月~7月
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度胸と臨床力が身につく国境なき医師団は貴重な経験。日本の医師も気軽に参加できる社会へ
高橋 健介
- 活動地
- エチオピア、リベリア
- 活動期間
- 2014年~
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ロヒンギャ緊急援助で治療経験のないジフテリアを診る:山梨 啓友
山梨 啓友
- 活動地
- バングラデシュ
- 活動期間
- 2017年12月~2018年1月
- ©Malak Shaher/MSF