産婦人科医

限られた医療器材・薬剤・人材という環境の下、誰もが安全に出産できるように、国境なき医師団(MSF)のガイドラインに則り産科医療に従事します。産婦人科医は、主にハイリスク妊娠の周産期管理を行い、産科手術の施行と術前・術後管理も担当します(正常分娩は現地の助産師が介助に当たります)。多くのプロジェクトでは産婦人科医が一人のため、24時間オンコールとなります。

また、常位胎盤早期剥離、子宮破裂、子癇、骨盤位の経膣分娩など現在の日本の臨床現場ではあまり遭遇しないような妊娠合併症にも柔軟に対応することが求められるため、現場では、迅速で的確な判断力と高い技術力が求められます。

派遣期間の目安は3カ月からです。

【緊急募集】2024年7月~9月に出発可能な産婦人科医を募集

MSFでは現地で活動する産婦人科医を通年募集していますが、今、産婦人科医のニーズが急速に高まっています。
そこで現在、2024年7月~9月の出発に対応できる産婦人科医を緊急募集しています。

  • 応募締切:緊急募集のため早めの応募をお願いします。応募された方より順に選考プロセスを開始します。採用が決まり次第、募集は終了となります。
    ※この派遣に限らず、産婦人科医は通年募集していますので、時期の相談など気軽にお問い合わせください。
  • 出発時期:2024年7月~9月(ニーズの変更や、ビザ取得の日数次第で、出発時期が前後する可能性があります)
  • 派遣期間:出発日より約3~6カ月間
    ※派遣前に研修を受けていただく必要があります。場所や日程は採用プロセスの過程で詳しくご説明します。
  • 産婦人科医の主な業務内容、応募条件や応募書類・応募方法は本ページ内に記載しています。
  • 応募から派遣までの流れはこちら
  • 待遇と諸制度はこちら
  • お問い合わせ・個別相談:この募集に関するご質問はrecruit@tokyo.msf.orgまでお送りください。緊急募集に応募をご検討の方にオンラインでの個別相談も受け付けています。ご希望の方はこちら新規ウィンドウで開くよりお申し込みください。
(2024年5月8日更新)

主な業務内容

  • 妊産婦死亡率の低下を目指し、主にハイリスク妊娠の周産期管理を遂行、急速遂娩(吸引・鉗子分娩、帝王切開術)、弛緩出血に対する内科的・外科的(開腹下子宮摘出や各種縫合術)治療、流産治療(薬物・手術)など
  • MSFガイドラインの実践と監督、病棟や分娩室の物品や環境の整備と監督
  • 現地スタッフ(医師や助産師)への指導や教育、管理業務(採用、業績評価など)
  • 活動レポートの提出やデータ管理(患者ファイル、用紙、統計、データベースなど)
  • 産科医療に必要な医薬品や手術器具の管理・発注

応募条件

経験・スキル

  • 必須求める人物像に記載されている資質を参照
  • 必須産婦人科専門医資格
  • 必須緊急分娩/帝王切開/開腹による子宮摘出術の経験
  • 必須新人などへの指導や教育業務の経験
  • 必須英語またはフランス語で業務ができること
  • 歓迎熱帯医学の知識または臨床経験
  • 歓迎離島やへき地、途上国など人材や資材に限りがある環境での臨床経験
  • 歓迎HIV/エイズなど感染症のある妊産婦ケアの経験 など

応募書類

MSFの海外派遣への応募書類は、下記の専用フォームで受け付けています。 履歴書(英語自由形式)、志望動機書(英語自由形式)、各職種の必要書類をご確認いただき、ダウンロード、ご準備のうえ、下記専用フォームにてご応募ください。

  • 書式自由の履歴書については、こちらの例PDFを参考に作成してください。

医療ガイドライン

必須医薬品、臨床ガイドライン、難民の健康、結核、産科学など途上国での医療活動に必要な臨床や薬品に関する情報をウェブサイトで公開しています(英語)。PDFや電子書籍のほか、スマホアプリでも配信中です。書籍は説明会会場で閲覧できます。

外科・産婦人科・麻酔科セミナー

過去の講義はこちらから

過去に開催したセミナーの模様は動画でご覧いただけます。

海外派遣スタッフの声

海外派遣スタッフはなぜ国境なき医師団の活動に参加したのでしょうか。派遣地で経験した業務や生活はどのようなものでしょうか。国境なき医師団日本から派遣された産婦人科医の声をお届けします。

海外スタッフへ応募される方はこちらから

MSFの海外派遣への応募書類は、下記の専用フォームで受け付けています。必ず各職種の応募条件をご確認の上、応募する職種の専用の履歴書(英語自由形式)、志望動機書(英語自由形式)、各職種の必要書類をご確認いただき、ダウンロード、ご準備のうえ、下記応募専用フォームにてご応募ください。

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