救急医

国境なき医師団(MSF)の救急活動は、難民キャンプなどにおける一次診療から紛争地など外傷病院における三次診療まで多岐にわたり、その規模は拡大し続けています。プロジェクトごとにその活動内容は異なるため、ニーズに合わせて対応できる幅広い経験と柔軟性が求められます。
派遣期間の目安は3~6カ月です。
主な業務内容
- ER の立ち上げ、トリアージと導線改善
- 抗菌薬の適正使用などエビデンスを意識した教育、インフォームドコンセントや緩和医療の教育
- 多職種間・他部門間連携、搬送調整
- 多数傷病者発生時(mass casualty incident)の対応マニュアルの作成と訓練
- 慢性疾患管理を含む長期プロジェクトでの対応
- 疫病流行地でのエピデミック対応
- 紛争地での外傷対応や多数傷病者対応など
- 活動レポートの提出やデータ管理(患者ファイル、用紙、統計、データベースなど)
- 現地におけるスタッフ研修の計画、評価、監督など

応募条件
経験・スキル
- 必須求める人物像に記載されている資質を参照
- 必須救急科専門医資格
- 必須救急外傷の経験
- 必須小児救急の経験
- 必須マネジメントや教育の経験
- 必須英語もしくはフランス語で業務ができること
- 歓迎マスカジュアルティ・マネジメントの臨床経験またはトレーニング参加経験
- 歓迎ICU・NICUでの経験
応募書類
MSFの海外派遣への応募書類は、下記の専用フォームで受け付けています。 履歴書(英語自由形式)、志望動機書(英語自由形式)、各職種の必要書類をご確認いただき、ダウンロード、ご準備のうえ、下記専用フォームにてご応募ください。
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①
履歴書(英語自由形式)
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②
志望動機書(英語自由形式)
- ③
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※書式自由の履歴書については、こちらの例
を参考に作成してください。
救急医の仕事
医療ガイドライン
必須医薬品、臨床ガイドライン、難民の健康、結核、産科学など途上国での医療活動に必要な臨床や薬品に関する情報をウェブサイトで公開しています(英語)。PDFや電子書籍のほか、スマホアプリでも配信中です。書籍は説明会会場で閲覧できます。

海外派遣スタッフの声
海外派遣スタッフはなぜ国境なき医師団の活動に参加したのでしょうか。派遣地で経験した業務や生活はどのようなものでしょうか。国境なき医師団日本から派遣された救急医の声をお届けします。
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「自分の信じた道を」 フリーランスの救急医 信念を胸に現場へ
真山 剛
- 活動地
- イエメン、イラクなど
- 活動期間
- 2016年~
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緊急対応!シリアで地雷や仕掛け爆弾の被害者を治療:真山 剛
真山 剛
- 活動地
- シリア
- 活動期間
- 2017年11月~2018年2月
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復興途上のモスルで救急救命室を管理:岡田 まゆみ (救急医/イラク)
岡田 まゆみ
- 活動地
- イラク
- 活動期間
- 2017年10月~2018年1月
- ©Malak Shaher/MSF