戦後80年
知られざる紛争の現場から
2025年8月15日は80回目の終戦記念日。日本、そしてアジア・太平洋地域で多くの人びとが命を落とし、暮らしの再建に苦しんだことを思う日です。
しかし、世界では今も各地で紛争が続き、人びとが攻撃に巻き込まれ傷ついたり、暮らしの場を失ったりする人道危機が起きています。パレスチナ・ガザ地区ではこの1年10カ月で6万人を超える人が命を落とし、生活の破壊と度重なる避難に苦しんでいます。ウクライナではロシア軍が全面的な侵攻を始めて3年が過ぎましたが、今も停戦の兆しは見えません。
国境なき医師団(MSF)は、世界各地の紛争と人道危機の現場で活動を続けています。その中には、深刻であるものの、さまざまな理由で注目が集まりにくい国・地域もあります。こうした現場で活動した海外派遣スタッフの声を伝えます。
2025.08.04