海外派遣スタッフ体験談

非医療スタッフだからこそできる援助がある!!

2019年03月12日

高多 直晴

職種
アドミニストレーター
活動地
ケニア
活動期間
2018年4月~2019年1月

大手広告会社を退職して、今回がMSF初参加。ケニア・ホマベイでMSFが20年以上続けているHIVプロジェクトに従事。

非医療スタッフとしてのモチベーション

遠隔医療チームとともに(筆者中央)<br> © Naoharu Takata/MSF
遠隔医療チームとともに(筆者中央)
© Naoharu Takata/MSF
HIV/エイズに特化したプロジェクトで、人事・財務を担いました。医療チームが本当に頑張っていて、彼らの悩みや不満を聞いて、それをどうサポートすればいいか考えることが、モチベーションになっていました。医療スタッフが元気になれば、すなわち患者が元気になる。非医療の僕たちが医療チームをサポートすることが、患者を助けることになる。それが大きなやりがいになります。 

プロジェクト・マネジメントの経験が活きた

アドミニストレーターのデスク仕事は、実は援助の肝!<br> © Naoharu Takata/MSF
アドミニストレーターのデスク仕事は、実は援助の肝!
© Naoharu Takata/MSF
前職の広告代理店で、プロジェクト・マネジメントをやっていたのが非常に役に立ちました。スケジュール、予算、採用計画からインボイスのチェックまで、自分は経理のプロではないのですが、プロセスを俯瞰して進めることができました。新しい会計システムの導入は、英語で一からやるので苦労しましたが、運営本部から技術サポートを得て何とかやり遂げられました。 

HIV陽性の子どもたち

子どもたちのキャンプで援助の意義を実感した<br> © Naoharu Takata/MSF
子どもたちのキャンプで援助の意義を実感した
© Naoharu Takata/MSF
HIV陽性の子どもたちを集めたキャンプ合宿に参加し、自分たちがやっている援助をダイレクトに感じられました。幼い子は自分がHIV陽性であることがどんなことなのかよくわからない。それを、年長の陽性患者の子が自分の経験とあわせて教えてあげる。HIVは社会的影響も大きい病気で、いじめや疎外もあるなか、こういう社会的なケアを医療と並行してやることは大きな意味があります。 

料理好きでよかった!

ケニアで作った牛丼…気持ちが上がります!<br> © Naoharu Takata/MSF
ケニアで作った牛丼…気持ちが上がります!
© Naoharu Takata/MSF
宿舎ではよく自炊をしていたので、料理のスキルは役に立ちます。ケニアは野菜やフルーツが豊富で、料理ができると大体どんなものでも作れました!米、肉、野菜は手に入りますが、ダシは手に入りにくいので日本から持っていくといいと思います。 
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