特集

思いをつなぐ「こころの手紙」

2022.02.16

世界各地の多くの皆さまから支えられ、約90カ国で医療・人道援助活動を展開している国境なき医師団(MSF)では、数々の「出会い」があります。
 
人道危機の最中にあっても笑顔を忘れずに前を向く患者さん、状況を変えたいという思いで活動に従事するスタッフ、心配しながらスタッフを送り出すご家族や同僚、そして誰かのためになりたいという思いで力添えくださる支援者の皆さま……誰もが、誰かに思いを寄せています。そのメッセージを手紙としてお寄せいただきました。

支えてくれる夫の龍一さんへ

 今この手紙を2カ国目の派遣地となるイランで書いています。この手紙を通じて、MSFの活動に専念できるよういつも私を支えてくれる龍一さんに、感謝の気持ちを伝えます。 
 
40代になった私が、再び人道支援の仕事に就きたいと言った時、「悔いのないようにチャレンジしてごらん」と背中を押してくれたのは龍一さんでした。
 
人道支援の仕事は、長期間家を離れる仕事。いつも一緒に暮らす家族が不在になると、残される者は寂しい思いをします。情勢不安定な場所に派遣されることもある仕事です。家族は、不安な気持ちと向き合わなくてはいけません。人道支援活動への参加は、送り出す家族にとっても心理的負担の大きいものです……全文を読む

あの人へ伝えたいメッセージ

【動画】オンラインイベント「私たちは声を上げる。」

2021年に設立50年を迎えた国境なき医師団(MSF)は、人道援助や人道危機を国際社会に伝える「証言活動」について考えるきっかけを作りたい、という願いを込めて、11月27日に俳優の別所哲也さん、映画コメンテーター・タレントのLiLiCoさんを迎え、支援者の皆さまやMSFのスタッフ、活動地の患者さんから寄せられたメッセージを朗読するオンラインイベント「私たちは声を上げる。」を開催しました。トークイベントの動画もぜひご覧ください。

 © Tsvangirayi Mukwazhi / © Pierre Fromentin/MSF / © Louise Annaud/MSF

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