麻酔科医

限られた薬剤・医療器材・設備の下、あらゆる年齢層の患者に対し、国境なき医師団(MSF)のガイドラインに従い、外傷治療を中心としたさまざまな手術に臨機応変に対応します。そのため、現場での判断力と技術力が求められます。病棟での疼痛管理を含めた術前・術後回診や、重症患者に対する診察もします。また、麻酔業務だけでなく、現地スタッフへの指導や教育も重要な業務です。
派遣期間の目安は3カ月からです。
【麻酔科医を緊急募集中】
MSFでは現地で活動する麻酔科医を通年募集していますが、現在、活動地におけるニーズが急速に高まっているため麻酔科医を緊急募集しています。
以下の募集要項をご参照の上、ご関心のある方はぜひご応募ください。
- 応募締切:緊急募集のため早めの応募をお願いします。応募された方より順に選考プロセスを開始します。採用が決まり次第、募集は終了となります。
- ※この派遣に限らず、麻酔科医は通年募集しています。
- 言語:英語で業務ができる方(フランス語など多言語が話せる方は尚可)
-
※CEFR
にて、英語はB2レベル以上、その他言語レベルはA2以上
-
※CEFR
- 麻酔科医の主な業務内容、応募条件や応募書類・応募方法は本ページ内に記載しています。
- 応募から派遣までの流れはこちら
- 待遇と諸制度はこちら
- お問い合わせ・個別相談:この募集に関するご質問はrecruit@tokyo.msf.orgまでお送りください。緊急募集に応募をご検討の方にオンラインでの個別相談も受け付けています。ご希望の方はこちら
よりお申し込みください。
主な業務内容
- 外科医と連携して術前診察でリスク評価を行い、麻酔方法を決定。必要な薬と器材の準備、患者のモニタリングなど術中管理や術後管理(場合により、重症患者の術後ICU管理も含む)など全業務を遂行
- 患者の回復室への移動や意識回復を確保し、鎮痛プロトコルを設定
- 体液管理、酸素モニタリング、気道管理、胸部理学療法、胸部可動などに関する指導
- 手術室・回復室での衛生ルール、手順、MSFガイドラインの実践と監督。麻酔用物資の管理
- 医薬品や麻酔科器具の管理・発注
- チーム管理業務(採用、研修、業績評価など)
- 活動レポートの提出やデータ管理(患者ファイル、用紙、統計、データベースなど)

応募条件
経験・スキル
- 必須求める人物像に記載されている資質を参照
- 必須麻酔科専門医資格
- 必須新人などへの指導や教育業務の経験
- 必須英語またはフランス語で業務ができること
- 歓迎熱帯医学の知識または臨床経験
- 歓迎離島やへき地、途上国など人材や資材に限りがある環境での臨床経験
- 歓迎災害医療、マスカジュアリティー・マネジメントの臨床またはトレーニング参加経験
- 歓迎ICU、救急など麻酔科以外の臨床経験
応募書類
MSFの海外派遣への応募書類は、下記の専用フォームで受け付けています。履歴書(英語自由形式)、志望動機書(英語自由形式)、各職種の必要書類をご確認いただき、ダウンロード、ご準備のうえ、下記専用フォームにてご応募ください。
-
①
履歴書(英語自由形式)
-
②
志望動機書(英語自由形式)
- ③
-
※書式自由の履歴書については、こちらの例
を参考に作成してください。
麻酔科医の仕事
医療ガイドライン
必須医薬品、臨床ガイドライン、難民の健康、結核、産科学など途上国での医療活動に必要な臨床や薬品に関する情報をウェブサイトで公開しています(英語)。PDFや電子書籍のほか、スマホアプリでも配信中です。書籍は説明会会場で閲覧できます。

外科・産婦人科・麻酔科セミナー
海外派遣スタッフの声
海外派遣スタッフはなぜ国境なき医師団の活動に参加したのでしょうか。派遣地で経験した業務や生活はどのようなものでしょうか。国境なき医師団日本から派遣された麻酔科医の声をお届けします。
-
日本を離れて気付く 資源を最大限活用する治療の大切さ
遠藤 大
- 活動地
- イエメン
- 活動期間
- 2019年11月~2020年1月
-
「患者さんを身近に」 MSFで確認した医師としての原点
佐藤 聖子
- 活動地
- アフガニスタン、イエメン、シリアなど
- 活動期間
- 2015年~
-
必ず行く!強い意思を持ち続けて踏み出した最初の一歩
長田 千愛
- 活動地
- イエメン
- 活動期間
- 2019年4月~6月
-
日本の病院と国境なき医師団の現場を行き来して 無理のないペースで活動を続けたい
三浦 由紀子
- 活動地
- イエメン、パレスチナなど
- 活動期間
- 2008年~
- ©Malak Shaher/MSF