国境なき医師団(MSF)は、2022年も世界各地でさまざまな人道危機に対応した。2020年に世界規模で流行した
新型コロナウイルス感染症は、例年のような緊急事態ではなかったが、新たな課題も多かった。2月にはロシアの攻撃により
ウクライナは戦争状態となった。
ハイチでは人道危機がさらに悪化し、いくつかの国で
コレラが異例の規模で広まった。
2022年に撮影された写真から1年を振り返り、MSFの活動と過酷な環境下で生きる人びとの姿を伝える。
自然災害──暮らしが破壊され、命が脅かされる
結核──より患者にやさしいケアを
難民・移民・国内避難民──故郷から遠く離れて
医療列車──患者をより安全な場所へ
移動診療──孤立する人びとに医療を
心のケア──見えない深い傷を癒す
女性と子どもの健康──幼い命と女性の身体を守る
顧みられない熱帯病──無視されてきた病気と闘う
栄養失調──危機にさらされる子どもの命
コレラ──汚染された水で感染、各地で流行
地中海──自由を求め、海を渡る