イエメン

イエメンってどんな国?

位置
中東(アラビア半島南西部)
面積
55.5万平方キロメートル(日本の約1.5倍弱)
人口
約4060万人(2024年)
首都
サヌア
通貨
イエメン・リアル
公用語
アラビア語
宗教
イスラム教(スンニ派および、シーア派の一派・ザイド派)
GDP
約83億ドル(約1.3兆円:2024年) ※日本は4.04兆ドル(約634兆円:2024年)
主な産業
石油・天然ガス産業、農業、漁業

イエメンの人びとが困っていることは?

しんぞー先生
しんぞー先生

アラビア半島の南西部にあるイエメンは、昔からたくさんの人や物が行き交う貿易の大切な場所として栄えてきたよ。でも今は、長く続く争(あらそ)いや経済が厳しいことで、食べ物や医療(いりょう)が行きとどかず、こまっている人びとがたくさんいるんだ。

長い間、争いが続いている

イエメンでは、2015年から暫定政府(ざんていせいふ:一時的に国を運営する政府)と、それに反対する武装(ぶそう)グループの間で争いが続いています。そのため、何百万人もの人びとが家をはなれ、安全を求めて避難(ひなん)しています。

さらに2024年には、パレスチナ・ガザ地区での紛争(ふんそう)に関連して、イエメンでも緊張(きんちょう)が高まりました。今も多くの人びとが攻撃(こうげき)への不安をかかえながら、生活を送っています。

食べ物や医療が足りない

長引く紛争や貧困(ひんこん)のために、食べ物や安全な水を手に入れることがむずかしくなっています。

また、紛争によって病院がこわされたり、医師や薬が足りなくなったりしているため、病気やけがをしても治療(ちりょう)を受けられない人が多くいます。

さらに、コレラやはしかといった病気が広がり、人びとの命や健康が危険(きけん)にさらされています。

国境なき医師団が運営するコレラ治療センターで手当てを受ける3歳(さい)の子ども
© Mario Fawaz/MSF
イエメン北西部にあるアブス病院。地域で数少ない病院の一つで、毎日たくさんの人びとが訪れている © Mohammed Al-Shahethi/MSF
しんぞー先生

コレラは、コレラ菌(きん)に汚染(おせん)された水や食べ物からうつる病気。ひどい下痢(げり)や嘔吐(おうと)が起こり、体の水分がたくさん失われると命にかかわることもあるんだ。イエメンでは、きれいな水やトイレが足りない場所が多く、ワクチンも十分でないため、コレラが広がりやすくなっているよ。

国境なき医師団はどんな活動をしているの?

国境なき医師団はイエメン国内の17カ所の病院で、人びとの命と健康を守るために次のような活動をしています。

国境なき医師団が支援(しえん)する病院に入院している生後13カ月の男の子
© Jinane Saad/MSF
はしかの予防接種を受けて、証明書を手にほほえむ5歳の女の子=2026年5月5日
© Aseel Murshed Ali/MSF
しんぞー先生

写真の男の子は、病院まで3時間かけて来たんだ。家族は交通費を用意するために、借金をしなければならなかったそうだよ。病院に着いたときは命にかかわる状態だったけれど、15日以上にわたる治療を受けて、少しずつ元気になっているよ。

イエメンに関するMSF Clubの記事

★チャレンジクイズ★イエメンのこと、分かるかな?

A~Dから一つ選んでね。答えはページの最後にあるよ!

1.イエメンは世界のどの地域にある国でしょう?
A:南アメリカ B:ヨーロッパ C:中東(アラビア半島の南西部) D:北極地方

2.イエメンで多くの人びとが避難生活を送ることになった大きな理由は何でしょう?
A:大きなスポーツ大会が開かれたから B:長い間、争いが続いているから
C:観光客が増えすぎたから D:学校が長期間休みになったから

3.イエメンで広がりやすくなっている病気の一つはどれでしょう?
A:コレラ B:花粉症 C:むし歯 D:ねんざ

4.コレラという病気について、正しい説明はどれでしょう?
A:寒いところに長くいるとうつる病気
B:コレラ菌に汚染された水や食べ物からうつる病気
C:骨が折れる病気
D:ねむれなくなる病気

5.国境なき医師団がイエメンで行っている活動はどれでしょう?
A:新しい遊園地を作る
B:高層ビルを建てる
C:けがや病気の治療、栄養失調の子どものケア、予防接種などを行う
D:サッカー選手の育成をする

チャレンジクイズの答え

1.C
2.B
3.A
4.B
5.C