世界といのちの教室
学校授業用デジタル教材

教室で知る・学ぶ・考える 命の危機と人道援助
国境なき医師団の活動を通じて生きることを見つめ、国境を越える人道援助の意義を考える学校授業用デジタル教材です。爆撃で両脚を失った少女と、懸命に治療にあたる元難民の国境なき医師団の医師、紛争地に生きる2人の視点で展開します。GIGAスクール構想に対応したクラウド型(Googleスライド)での提供です。
ぜひ、授業での活用をご検討ください。

対象学年
推奨 小学5・6年生(その他の学年でのご利用もご相談ください)
対象科目
道徳科を想定していますが、社会科や総合的な学習の時間などの発展的な学習教材としてもご利用いただけます。
小学5・6年生 学習指導要領関連項目は下記のとおりです。
- ■ 道徳
- 「思いやり、感謝」「公正、公平、社会正義」「国際理解、国際貢献」「生命の尊さ」の項目に該当します。
- ■ 社会
- グローバル化する世界と日本の役割の「我が国の国際協力の様子」として、医療分野の貢献の事例として取り上げていただけます。
教材の内容(45分想定)
紛争が続くシリアで、大けがをした少女と、治療をした国境なき医師団の医師。動画で2人のストーリーを見ながらそれぞれの心情を追っていきます。発展課題として、シリアの状況や、国境なき医師団の活動など、インターネットによる調べ学習も含まれます。
本テキストはGoogleスライドで展開しており、GIGAスクール構想における1人1台端末の活用に対応しています。教員の指示に従って児童がテキストを操作・編集しながら学びを深めます。
- ① 患者さんのストーリー
- 紛争が続くシリアで、爆撃により両脚を失った14歳のルカヤさん。家族も失い、心が沈んでしまったルカヤさんですが、治療によって歩けるようになり、生きる希望を見出します。児童は動画を再生し、ルカヤさんの心情や気持ちの変化を想像します。

- ② 医師のストーリー
- ルカヤさんを治療したハイダル医師。ハイダル医師も、湾岸戦争によって母国イラクを追われた難民でした。なぜ人を救うのか、ハイダル医師の思いを言葉から読み取ります。

- ③ 発展課題 シリアについて
- ルカヤさんが暮らすシリアについてインターネットで調べます。

- ④ 発展課題 国境なき医師団について
- 国境なき医師団の活動や、日本人スタッフの参加について紹介しています。団体ウェブサイトで情報を調べます。


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