新生児の低体温症

新生児の低体温症予防で効果を上げるには?

低体温症は、中・低所得国の新生児を病気や死へと至らしめる主な要因となっています。温暖な気候の地域でも、同じ傾向が見られます。一般的な処置としては保育器が使用されますが、条件が整っていない環境には適していません。保育器は高価なうえ、安定した電力供給が必要であり、操作やメンテナンスに相応の技術も求められるからです。

ジャパン・イノベーション・チームでは、新生児に関する専門知識と問題分析の強みを活かし、従来の機器や手法が抱える欠点を調査しています。また、代替となる保温装置で対応するケースではどのような課題が生じるかを分析。現実的な解決策への糸口を見出していきます。

進捗状況

プロジェクトの第一段階を終了し、従来の機器や手法の問題点を見極め、国境なき医師団(MSF)の活動で求められる新生児保温方法の特質を明らかにしました。今後、第一段階で得られた情報をもとに、製品による解決策や、手法の改善による解決策など、実行可能性のあるソリューションを立案していきます。

専門領域
新生児ケア
依頼元
MSFオペレーショナルセンター・バルセロナ、MSF小児科ワーキンググループ
パートナー
米国のNGO Design that Matters

最終更新日:2019年12月

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国境なき医師団 ジャパン・イノベーション・チーム

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