海外派遣スタッフの声

言葉の壁、文化の壁もなんとか乗り越え: 中塚順子

ポジション
臨床検査技師
派遣国
スーダン
活動地域
アクエム
派遣期間
2006年5月~2006年11月

なぜMSFの海外派遣に参加したのですか?

インターナショナルな環境で働いてみたかったのと、誰かのために何かをしたかったからです。そう思ったときに自分として何ができるのか考えたら、臨床検査技師としての資格が有ったのです。

今までどのような仕事をしていたのですか? また、どのような経験が海外派遣で活かせましたか?

大手の検査センターで仕事をしていました。その途中で参加させていただいた青年海外協力隊のコートジボワールでの2年間が又海外に行きたい!と言うきっかけです。集団の中で協力して働いていたのは、派遣中にいろんな国の人たち、そして現地の人たちと接するときに役に立ったのではないかと思います。

今回参加した海外派遣はどのようなプログラムですか?また、具体的にどのような業務をしていたのですか?

一次医療センター内の1部門としての検査室で現地のスタッフと一緒に働いていました。

主な業務内容としては

  • 検査室の運営、スタッフのトレーニング・指導
  • マラリア、手術に伴う輸血のためのスクリーニング(24時間)
  • 結核の喀痰検査と薬剤感受性試験(DST)研究のための補助 等。

週末や休暇はどのように過ごしましたか?

前半は緊急の輸血スクリーニングのため週末も遠くにはいけず、疲れていたこともあってもっぱら本を読んだり、皆と喋ったり、なにか料理をしたりしていました。後半は緊急検査を分け合っていたため近辺を散歩したりしましたが、週1日のマーケット以外は特別に行くようなところはありませんでした。

休暇には2名の派遣期間を終えた派遣スタッフたちと一緒にキリマンジャロに行って来ていい気分転換になりました。

現地での住居環境についておしえてください。

一人ずつ4畳半くらいのテントに住んでいました。ベッド・机といすなどがあり、行く前に聞いていたよりは(みんなが想像するよりはかなり)快適でしたよ。もちろん電気はなく、明かりはろうそくですし、風や雨の日にはろうそくも揺れて怖かったのでもう寝るしかなかったです。日中は暑くてとても中には入れませんが、外の日陰でみな昼寝していました。シャワーは囲いだけで空が見えました、星空の元でのシャワーです。

良かったこと・辛かったこと

スタッフの半分以上、そして現地の住民たちは英語が通じなかったので会話ができずに寂しい思いをしました。もっともっと現地の人たちの生活が知りたかったのですが、喋ることのできるスタッフの通訳ではやはりもの足りないです。仕事中も患者さんと会話できないので身振り手振り…

でも、子どもたちと遊んだり踊ったり、喋らなくてもわかりあえるなぁ~と思ったこともありますよ。

今回は大きなチームにもかかわらずチームが割れることも無く、皆には仕事の面でも精神面でもたくさん助けてもらいました。いいチームに会えて一緒に働くことができてよかったです。

派遣期間を終えて帰国後は?

ナイロビで1週間、ヨーロッパでも友達に会ったりして派遣期間から現実に戻る間にクッションを置いてみました。特に友達に会ったことは派遣期間からの頭の切り替えに役に立ったようです。

今後海外派遣を希望する方々に一言アドバイス

インターナショナルな環境で働くことはかなり厳しいし、文化の背景が違うので言葉の問題ではなく理解が難しい(時には不可能)こともありますが、みんなから得たことは大きいです。だから、大変でも又参加しようかな~と思ってしまうのです。やってみる価値ありですよ!

MSF派遣履歴

派遣期間
2005年2月~2006年3月
派遣国・プログラム地域
リベリア マンバ・ポイント、ボング、ロファ
ポジション
臨床検査技師
  • 中塚臨床検査技師は2007年3月にケニアに派遣されました。ケニア派遣時の「派遣者の声」はこちらをご覧下さい。

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