東京都 60代女性 M様
数十年来、姉のように慕ってきた友人は、長くいけばなの先生をしながら、ピアノ、小唄、お三味線などの習い事を続けていた素敵な女性でした。また、海外に住んでいたこともあるせいか、貧しい国々のことに興味をもち、寄付なども積極的に行っている人でした。そんな友人が、闘病の末、73歳のときにガンで帰らぬ人となったのです。私はお子さんがいなかった彼女から財産を相続したのですが、医療スタッフに最期まで感謝し、子どもや女性に強い思いを持っていた友人の意志を尊重して、その一部を国境なき医師団に寄付することにいたしました。彼女の気持ちが未来につながっていけばと願っております。
東京都 50代女性 H様
遺贈に関心を持ったきっかけは、私自身にガンの転移が見つかったことでした。当時、終活をしており、自分亡きあと、持ち物をどうしようかと考えた時にこれまで恩恵を受けてきた医療の世界に寄付できたら…と思いました。自分なりに色々調べた結果行きついたのが、以前から少なからず関心を持っていた国境なき医師団でした。そして国境なき医師団の皆さんの、医療が届かないところへ自分の命も顧みず出て行く活動を知り、本当にすばらしいと感じました。私にはその様な事が出来ないので遺贈という形でお薬代にして頂いたり、お医者様の活動のお役にたつ事ができれば嬉しいです。
ありがとう。あなたの応援が私たちを前進させます。
現地助産師指導のためアフガニスタンへ。
ナイジェリアで交通外傷や銃創などの救急外科治療。
南スーダンの難民キャンプで子どもたちを診療。
イエメンで爆傷などの緊急手術に対応。
政治的な立場に左右されず、中立な立場で紛争地まで医療を届ける。
これができているのは、個人の皆さんからの寄付があるからです。
生まれた場所、生きている場所が違うだけで、苦境にある人びとに、皆さんの想いを必ずつなぎます。
どうか、私たちに未来を託してください。
国境なき医師団では、医療が届かない国や地域での外科治療や母子保健・産科医療の提供、栄養治療などのほか、子どもたちへの予防接種提供、心的外傷を負った人びとへの心理・社会的治療等幅広い医療活動を行っています。皆さまからの寄付は、こうした活動に生かされています。
遺言によって、ご自身の財産の一部またはすべてを、特定の個人や団体に与えることを「遺贈」といいます。ご自身の死後、遺言執行者によって寄付が実行される点が通常の寄付との大きな違いです。遺言書の中で、寄付額とともにこの遺言執行者(弁護士などの専門家でも可)を定めておく必要があります。
遺言書の書き方、手続きなどに一定の決まりがあるため、弁護士、税理士、司法書士、行政書士、信託銀行などの専門家にご相談されることをおすすめいたします。国境なき医師団でも、過去の遺贈寄付事項などをまじえたご案内をさせて頂くことが可能です。
ご相談可能な窓口の例
遺言による寄付というと、大きな金額をイメージされる方が多いようですが、金額の多寡は自由です。財産の一部だけを寄付することも可能です。
配偶者や子・孫、ご両親・ごきょうだいもない、いわゆる「おひとりさま」からのご相談が増えています。甥や姪もなければ法定相続人はゼロとなり、最終的に遺産は国庫に寄贈されることになるため「それよりは社会に役立てたい」と遺贈を検討される方が多いようです。この場合も弁護士や税理士などの専門家、専門機関にご相談ください。
「老後も心配だし、遺贈はすぐには実行しにくい」という方には、信託銀行を利用した特定寄付信託という仕組みをおすすめしています。信託銀行に資金を預けて運用するものですが、その収益は元本とともに毎年一定の割合で寄付指定先(国境なき医師団)に寄付されます(契約者ご本人が元本の3割以内を毎年年金のように受け取ることも可能)。そして信託期間中に契約者ご本人が亡くなった場合、残額はすべて指定先への寄付となります。
その他、ご遺族によって行われる相続財産の寄付などの方法もあります。お気軽にお問い合わせください。
「遺贈寄付」や「国境なき医師団」についての詳しい資料をお送りします。また、遺贈寄付担当者が直接、お電話でご相談をお受けすることも可能です。
資料をご希望の方、ご相談をご希望の方は、お電話で以下の遺贈寄付担当者直通電話またはコールセンターまでご連絡いただくか、お問合せフォームよりご連絡ください。担当者より折り返しご連絡いたします。資料およびご相談は全て無料ですので、ご安心ください。
国境なき医師団(Médecins Sans Frontières=MSF)は、 1971年にフランスで設立された非営利で国際的な民間の医療・人道援助団体であり、紛争や災害、貧困によって命の危機に瀕している人びとへの緊急医療援助活動を行っています。活動資金のほとんどを民間からの寄付でまかなうことによって独立・中立・公平の立場を守り、1999年にはノーベル平和賞を受賞しました。2015年には、世界約70の国と地域で3万8000人以上のスタッフが援助活動を行いました。