答えは変えられる。
私たち国境なき医師団は、南スーダン共和国で、
多くの命を救うために全力を尽くしています。
世界で一番新しい国が
誕生しました。
それはどんな
国になるでしょう?
私たちは南スーダンの辛い状況を
変えたいと思っています。
そのために、この現実を知ってもらうことが
大事な最初の一歩だと考えています。
ぜひ、多くの人にこの現実を広めてください。
# 答えは変えられる
家が豪雨で流されました。
あなたに子どもが3人がいたとします。
避難用のバスが出ていますが、
所持金では全員分のチケットを買えません。どうしますか?
子どもを一人おいていく
「9歳の息子はおいてくるしかありませんでした。
4人分のバスの切符を買うお金がなくて」
長引く紛争。食べ物も、仕事もない。家を失い、
一家が離散する。こんな悲しいことが起き続けています。
答えを変えるために
戦闘後、国境なき医師団の病院は難民たちが生きていく拠り所になります。身体の治療だけでなく、心のケアもしています。
病院で生き別れた家族と再会できることも。
さらに患者さんがおかれている状況を世界中の人に伝え、
悲惨な状況を変えようとしています。
あなたはのどがかわきました。
しかし近くにあるのはとても汚い川だけです。
どうしますか?
その川の水を飲む
「清潔な水が足りません。殺菌も十分ではありません」
川の水をそのまま使うとコレラなど感染症が
流行する原因となります。
答えを変えるために
安全な水は、健康を守るために欠かせません。
殺菌したり、井戸を掘ったり、
国境なき医師団には「水と衛生」の専門家がいて、
住民が清潔な飲み水や生活用水を
使えるように援助しています。
目の前に大やけどを負った少女がいます。
どうしますか?
病院まで3日間歩いて連れて行く
「7歳の少女は家で顔から肩、胸に大やけどを負いながら、
炎天下を3日間、自分の足で歩いてここまで
やって来たというのです」
救急車もない。近くに病院もない。
助かるはずだった命が消えています。
答えを変えるために
国境なき医師団は、現地の病院の運営を助けたり、
診療所を作ったり、移動診療したりして、一人でも多くの
患者さんを治療できるように援助を続けています。
お昼時、お腹が空きました。
どうしますか?
空から食料が降ってくるのを待つ
「人びとは、人道援助機関が空から緊急投下する
食料を頼りにしている」
戦闘を逃れた人たちが暮らす地域は雨期に巨大な沼地に。
援助物資はすぐに届きません。
答えを変えるために
国境なき医師団は重い栄養失調の子どもたちの
命を救うために、栄養を強化した治療用ミルクをあげるなど
「栄養治療プロジェクト」をしています。
人口
(2022年、世界銀行)
難民と
国内避難民の数
平均寿命
(2021年、世界銀行)
世界で最も急速に
深刻化する人道危機
国境なき医師団が答えを
変えるためにしていること
けがや病気で
診察した
患者数
マラリアの
治療をした
患者数
入院患者数
全土で流行
している
はしかの
予防接種
(2022年統計)
国境なき医師団の南スーダンでの活動について
くわしく知る >>
紛争や自然災害、貧困など様々な理由で医療を受けられない人たちに、
治療や予防接種などをして、命を救っています。
世界に42の事務局を設置し、約5万人が70ヵ国以上で活動しています。
世界中の現場に医師や薬剤師から人事や調達の専門家までその道のプロが赴き、
事務局職員が強力にサポート。その活動はほぼすべて民間の皆様の寄付で支えられています。
なにより現地の状況や患者さんの声を「広げること」が支援の第一歩。
一人でも多くの方が、私たちとともに声をあげ、行動してくださることを願っています。
# 答えは変えられる
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