身近にあるペットボトルで「ろ過」ができるって知っていましたか?災害時などは、ろ過した水を煮沸して生活用水として使う場合もあるかも!覚えておけば損はない、ろ過実験の様子をご覧くださいー!

この方法でろ過した水は飲み水ではありません。

用意するものと作り方

材料

  • ペットボトル2本(同じサイズのもの)
  • 小石(きれいに洗ったもの)
  • 木炭(活性炭、またはバーベキュー用の炭など)
  • カット綿
  • カッター、またはハサミ

木炭はホームセンターなどで購入できます。

手順1 ペットボトルを切る

カッター、またはハサミでペットボトルの1本は上部を、もう1本は底の部分を切り取ります。

手順2 ペットボトルの飲み口部分に湿らせたカット綿を詰める

カット綿に水を含ませてからきつく絞って、ペットボトルの飲み口の部分にぎゅぎゅっと詰めます。

手順3 ペットボトルに材料を入れる

用意した材料を、湿ったカット綿をつめた栓の上に小石、カット綿、木炭、カット綿、小石の順番で入れていきます。

手順4 ペットボトルを重ねる

材料を入れたペットボトルの飲み口の側を下にしてもう1本のペットボトルの切り口に重ねます。外れないようにしっかりと重ねてください。

手順5 泥水を投入!

上から静かに泥水を入れます。ペットボトルを通って出てきた水は透明になっています。

完成!

おおっ、泥水が透明な水に変身!この小ワザ、どこかで役にたつかも!

参考文献:
野村正則、有吉宏朗、衛藤大青「簡易ろ過装置によるろ過効果の検証」
別府大学短期大学部紀要 (32), 139-147, 2013-02

川の水を有効利用!エキスパートに聞いた、国境なき医師団(MSF)式
生活用水のお話 in エチオピア!

MSFの活動地ではスタッフの生活用水を確保するのさえ大変なこともあります。エチオピアで活動したスタッフの堀正貴(ロジスティシャン※)に苦労話を聞きました。

Q1.川で水汲み、どんなところが大変?

日曜日を除く6日間、運転手と水運び人の2人でランドクルーザーに20リットル入りの空のポリタンクを約10個積んで川に行きます。往復すること一日5回。川までは2kmくらいなのですが、車を停める場所から水を汲む場所までがぬかるんだ坂道だったので、ポリタンク1つずつしか運べず苦労しました。

Q2.必要な生活用水の量はどれくらい?

1,000リットルです。これで宿舎に住んでいる10~15人の平常時の2日分になります。川で汲みあげた水は、宿舎で100リットルごとに塩素をスプーン一杯入れて生活用水にします。その後ポンプで1,000リットルが入る貯水槽に移しました。

Q3.おもな利用用途は?

できあがった生活用水は宿舎での炊事、シャワー、洗濯に使用します。ただし、病院の公共水道が止まった時は、宿舎の生活用水を病院に給水するため、宿舎ではシャワー制限などが起きます。また天気の良い日曜日はみんなが洗濯をするので、貯水槽の水位が急激に下がることもしばしば…。

Q4.節水のコツを教えてください

例えば、毛布を一枚洗うために使う水は40リットル以上、髪が長い人がシャンプー時に使用する水が20リットル以上。(ちなみに短髪の私は10リットル以下。)シャワーの時は洗い流しの時だけ水を出して出しっぱなしにしない、洗濯のすすぎには貯水槽を利用するなど気をつけると節水になります。ちなみに、日本に帰国した時に蛇口をひねれば飲み水が出てくる生活になかなかなじめませんでした。

ロジスティシャンは、物資調達、施設・機材・車両管理など幅広い業務を担当しています。
詳しくはこちらで⇒「縁の下の力持ち、ロジスティシャンの仕事

イラスト:すぎやまえみこ

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