私たちを知る会長メッセージ

参加の形は違っても、思いはひとつ「一人でも多くの命を救いたい」

「すべては支援を待つ人たちのために」。国境なき医師団(MSF)日本会長としての信条です。MSFの活動は、ニーズに応えること、つまり過酷な状況の中で苦しむ人たちに支援を届けることです。

世界には、医師もおらず、薬も食べ物も手に入らず、命の危機に直面する多くの人びとがいます。日差しや風雨から身を守る屋根もなく、その場から逃げ出す術もない。MSFだけが医療援助を行なっている現場も少なくありません。

私は2003年から、医師としてMSFの活動に参加しています。2014年、南スーダンに派遣されたときのことをご紹介します。争いが続く同国は、医療体制が壊滅状態でした。

炎天下、顔に大やけどを負いながら3日も歩いて病院に来た7歳の少女、すぐに治療すれば治るはずのマラリアで命を落としていった多くの子どもたち――ひとつひとつの出来事が脳裏に焼き付いています。助けようと必死になっても、まるで手のひらから水がこぼれ落ちるように失われていく小さな命を前に、敗北感と申し訳なさにさいなまれました。もっとスタッフがいれば、もっと薬や機材があれば、もっと大勢の命を救えたはずです。

「一人でも多くの命を救いたい」――現場で医療活動にあたる海外派遣スタッフ、事務局職員、そして日本国内でMSFの活動を広めるボランティア全員が胸に抱く思いです。

ぜひ、より多くの方にMSFに参加していただきたいと願っています。あなただからできる援助がきっとあるはずです。命の危機に瀕している人たちに支援を届けるため、社会の既成概念に捕らわれず、勇気を持って挑戦してくださる方々のご応募を心よりお待ちしております。

国境なき医師団日本 会長 加藤 寛幸
国境なき医師団日本 会長 加藤 寛幸

MSF日本会長、小児科医。2003年よりMSF医療援助活動に参加、2015 年より現職。主に医療崩壊地域の小児医療を担当。東日本大震災、エボラ出血熱、ロヒンギャ難民に対する緊急援助活動にも従事。

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