アフリカ睡眠病

基本情報

どんな病気?

寄生虫感染症の一つ。第1段階では、発熱や倦怠(けんたい)感などの症状が現れる。第2段階になると寄生虫が中枢神経系に侵入し、協調運動不全、精神錯乱、けいれん、ひどい眠気などの神経・精神症状を発症し、死に至ることもある。

流行地域

サハラ以南のアフリカ諸国。報告症例の98%以上は西部・中央部に生息する寄生虫、残りの10%は東部・南部に生息する寄生虫が原因となっている。

感染経路

ツェツェバエに刺されることで感染する。

診断

第1段階では、他の病気と見分けにくいため診断は困難である。第2段階でアフリカ睡眠病の正確な検査を行うには、腰椎穿刺で髄液を採取する必要がある。

治療

安全で効果の高い治療法として、2009年に、「顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ」(DNDi)、MSF、MSFの疫学研究機関「エピセンター」が開発した、ニフルチモックスとエフロルニチンの併用療法(NECT)がある。同じくDNDiが開発し、第1・第2段階のいずれにも安全で効果的な新しい経口薬フェキシニダゾールも2018年後半に承認され、徐々に普及している。

備考

患者・医療従事者の負担を軽減する検査法の確立が課題。

2019年、MSFは48人のアフリカ睡眠病患者を治療した。

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