地中海・バルカンルート

国境なき医師団(MSF)は、地中海上を中心に、難民の捜索や救助活動を続け、中東・アフリカ諸国から欧州を目指す人びとを救出し、援助する活動を続けている。 地中海を渡ろうとする人びとは、2015年以降に急増。地中海ルートではリビアが事実上の中継地点となり、密航業者によって簡素なボートに詰め込まれてイタリアギリシャを目指した人びとの海難事故が続出した。

国際移住機関(IOM)によると、2017年にリビアから欧州を目指して海を渡る間に溺れて亡くなった人は少なくとも約2800人。国連によると、2017年にイタリアで救助されたのは12万人に上ると見られる。 MSFは、市民団体と共同運航する海難救助船「アクエリアス号」で海上での人命救助活動を実施。多くが、非人道的な環境での生活を強いられているほか、リビアなどで暴力や虐待にあったケースも多く、医療援助活動の他に、心理ケアなども実施している。

MSFは2015年に地中海などでの救助活動を初めて開始。2017年にはスタッフ37人が活動し、900万ユーロ(約11億4000万円)を支出した。

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