エルサルバドル

エルサルバドルは、2015年以降は世界でも特に殺人事件発生率の高い国の1つに数えられ、ギャングの勢力争いや治安部隊との衝突が住民の移動を阻み、医療機関受診を難しくしている一方、6人に1人の女性が性暴力被害に遭うなど深刻な状況にある。

国境なき医師団(MSF)は従来からの移動診療チームによる対応に加えて、地域との連携を強化。首都サンサルバドルと近隣都市ソヤパンゴで6つの保健委員会を立ち上げ、住民の医療機関受診につなげた。また、保健省と連携して健康教育を推進するとともに危険な地域への通行を改善。移動診療によって取り組んできた、リプロダクティブ・ヘルスケア(性と生殖に関する医療)心のケアのほか、予防接種も再開する現地医療機関が現れ始めた。サンサルバドルと近郊のソヤパンゴでは救急搬送を引き続き担っている。さらに公的機関・他団体と協力し、暴力や貧困を逃れてきた移民、国内避難民、帰国者の援助にも携わっている。

MSFは1983年にエルサルバドルで初めて活動。2019年にはスタッフ76人が活動し、160万ユーロ(約1億9500万円)を支出した。

最新活動実績(2019年)

外来診療件数
11,300
個人に対する心理ケア相談件数
3,030

最新の活動ニュース

一覧を見る