マリ:トンブクトゥで激しい戦闘、紛争当事者は民間人の医療アクセスを妨げるな
2013年04月04日掲載
2013年3月30日から31日にかけて、マリの都市トンブクトゥで発生した激しい武力衝突を受け、同市の病院で活動中の国境なき医師団(MSF)は負傷者21人を治療した。負傷者のうち、11人が民間人で、2人が死亡している。
政府軍と武装勢力の散発的な衝突により、トンブクトゥ周辺の地域住民は移動を妨げられている。けがを負ったものの、医療施設に行けず、亡くなった人もいるという。MSFは、戦闘に関わる各陣営に対し、民間人を尊重し、医療移設への移動を妨げることのないよう求めている。
1年以上前から、MSFは、紛争のいずれの陣営の関係者であるかにかかわらず、すべての傷病者を対象に外科などの医療を継続的に提供している。この数ヵ月間にMSFがトンブクトゥの病院で受け入れた患者数は約40人に及び、週平均15件の外科処置を行った。

病院内への武器持ち込みを厳しく規制している
トンブクトゥ圏での活動のほか、MSFは4つの地域の総合医療施設とニアフンケ圏の病院で栄養失調およびマラリアの治療にあたっている。同国北部の紛争に起因した医療ニーズに応えるため、ガオ、アンソンゴ、ドゥエンザ、コナ、ボレでも活動を展開。隣国モーリタニア、ニジェール、ブルキナファソに避難中のマリ人難民を対象とした援助も行っている。南部のクティアラ圏では、病院1ヵ所とその他の治療施設5ヵ所で小児医療を提供中だ。
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