激化する戦闘 数万人もの国内避難民が陥っている状況に強い懸念

2003年04月07日掲載

もはや人々が保護と援助を受けられる保障はありません

リベリアでは、3月末に発生した戦闘によって、何万人もの国内避難民が緊急を要する援助を受けられなくなっています。この戦闘で多数の国内避難民がリベリアの東部(コートジボワールとの国境付近)、中央部、首都モンロビアの郊外へと流出しました。

3月27日(木)朝、グランドゲデ州(Grand Gedeh County)の州都ズウェドゥル(Zwedru)で発生した攻撃によってコートジボワールの国境線側の東部地域全体が完全に援助から切り離されました。MSFのズウェデゥル一時滞在キャンプで活動する2人のボランティアは、何とかこの戦闘地域から逃れることができました。しかし28人の現地スタッフとはその後連絡が取れていません。この戦闘は、トエタウン(Toe Town、ズウェデゥルから100キロ地点)で数週間前に発生した攻撃に続くもので、これらによって、グランドゲデ州での援助活動は中断を余儀なくされました。

さらに北部のニンバ州(Nimba County)では3月29日(土)の朝、ガンタタウン(Ganta town)の軍事攻勢が始まり、何千人もの人々が特にギニアの首都コナクリーへ向けて逃れていきました。MSFはサクレピー(Saclepea)難民キャンプでの活動の縮小を余儀なくされました。人々が保護と援助を受けられるという保障はもはやありません。またコートジボワールの国境地域には約7万5,000人の難民が暮らしています。彼らも地元住民と同様、必要としている援助と保護を受けられずにいます。

中央部のボン(Bong)州でも新たな戦闘が発生し、首都モンロビア周辺にまで前線が近づいてきたため約3万人が避難を強いられました。3月28日(金)に発生した戦闘の後、MSFはボン州の避難民キャンプでの活動を縮小することを決定しました。

前線と首都の間にはさまれて逃げ場を失っている5万人近くの人々を受け入れられるよう、MSFはボン州とモンセラド(Montserrado)州のキャンプに避難民を受け入れる用意をしています。リデンプション病院でも外科チームが活動を続けています。

MSFは新たな戦闘の被害を受けている人々、そして数万人のリベリア難民と避難民の運命を案じています。援助活動が一刻も早く再開できるよう、人道援助従事者、派遣ボランティアと現地スタッフの安全確保のために全ての措置が取られることを求めます。

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