MSFはリベリアのチームを増員し、医薬品などの援助物資(15トン)を送る

2003年06月24日掲載

リベリア共和国政府と2つの反政府組織(LURDとMODEL)の間で6月17日に停戦合意が調印され、翌日18日からの停戦が定められた。しかし市民は非常に不安定な状態に今もなお置かれている。モンロビアとボン州の避難民を支援するため、MSFは現地のチームを増員し、15トン分の医薬品などの援助物資を送った。

「援助ニーズは莫大だが、それが充足しているというには程遠い。」と、MSFリベリアの活動責任者ピエール・メンディアラは言う。

6月初旬から武力衝突によりおびただしい数の人々が避難したため、雨季に入りすでに高まっていた伝染病の危険性は、さらに劇的に上昇している。また栄養障害に陥る子どもの数は増加の一途をたどり、緊急に食糧が必要とされている。

モンロビア市街の至るところに避難生活を強いられる人々に基礎医療を提供するため、ガネルスビル(Ganersville)、クララ・タウン、マンバ岬の3カ所では移動診療を行っている。重度の栄養障害に陥っている子どものための集中栄養治療・疾病センターも緊急に開設された。MSFは約1万5千人が避難しているモンロビア市内のサミュエル・ドー・スタジアムで、清潔な水の提供を継続すると同時に、産科病室とコレラ患者のための隔離施設を備えた診療所を開設した。

MSFはまた、約3週間活動を中断していたモンセラード州やボン州での避難民キャンプでも医療援助を再開した。約5万人がキャンプで避難生活を送っているボン州では、チームは週に4千件の診療を行っている。

外科用を含む医療・ロジスティック物資15トンを積んだチャーター機がモンロビアに到着し、医薬品、栄養障害の治療キット、緊急時の水・衛生用物資、30床規模の病院を3ヵ月間支援できる量の物資などが届けられた。

現在リベリアでの援助活動に携わっている外国人派遣ボランティアの数は先週4人から11人に増員したが、できるだけ早くさらなる追加要員を派遣する予定である。

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