南スーダン:「夢は食糧、水、医療、薬を手に入れること」——再びの危機
2013年01月28日掲載
紛争から逃れ、国境を越えて来るスーダン人が再び増えています。南スーダンの難民キャンプで生活している人はすでに17万人以上。雨季が終わり、徒歩移動が可能になったことで、その数はさらに増えるとみられます。国境なき医師団(MSF)などが援助を行っていますが、厳しい状況が続いています。キャンプ内の生活の様子と人びとの声をお伝えします。
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© Camille Lepage
南スーダンの難民キャンプには、隣国スーダンの紛争を逃れきた17万人以上が滞在している
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国境なき医師団(MSF)は2011年11月以降、野外病院の運営や物資の提供などの援助を続けている
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雨季による洪水がひき始めた2012年12月、国境を超えて避難してくる人が再び増え始めた
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「昼夜問わず、理由もなく殺される危険があった」という暴力と情勢不安からの避難だ
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ただ、難民キャンプは比較的安全ではあるものの、生活環境は過酷だ
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栄養の維持と食糧の確保は、依然として懸案事項となっている
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清潔な水も不足している
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MSFが診療した症例は、最大40%が下痢に関するものだ
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避難中にマラリアを発症した難民や、頭痛・腹痛などの身体の痛み、空腹による腹痛、感染症なども報告されている
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キャンプ内の診療所は夜間も明かりが消えることはない
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ある母親は「この1年半、毎日、空爆に遭い、子どもたちの教育の機会も、医療も、薬もありませんでした」と証言する
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一方、難民キャンプでMSFの治療を受け「子どもたちの体調も回復したことが嬉しい」とも
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そして、これから——
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新たに避難してきた人びとは「さらに多くの人が入国してくるだろう」とみている
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キャンプに滞在する人びとの“夢”は「食糧、水、医療、薬を手に入れる」こと、そして、「子どもの心配をしなくてもいい生活」だという
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