シリア:戦時下の援助活動——日本人スタッフからの報告
2013年05月30日掲載
平和で生活が安定していたシリアは、2011年3月の反体制運動を機に、国内各地で爆撃・戦闘が続く内戦国へと様変わりしました。保健医療体制は機能不全に陥り、緊急援助が必要な人びとは680万人に及ぶとみられます。国境なき医師団(MSF)は国内に5ヵ所の病院を設置。MSF日本からもスタッフを派遣しています。活動の様子を写真でお伝えします。
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© MSF
2011年3月に始まった反体制運動とその弾圧は、内戦へと激化
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© Jonathan Whittall/MSF
2年以上が過ぎた今も、過酷な状況が続いている
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© MSF
国境なき医師団(MSF)日本会長の黒﨑伸子は、2013年4月~5月、シリアで活動した
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© MSF
1日数件から数十件の手術を担当。その大半は、爆撃などの被害者だった
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© MSF
被害に遭った子ども多い
爆撃に遭った生後4ヵ月の女の子は右足を切断、両親は亡くなった
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© MSF
沢田さやかは、2012年12月~2月、物資・設備の管理・運営面から医療活動を支えるロジスティシャンとして、シリアに入った
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© MSF
情勢は次第に悪化、周辺国からシリア国内への輸送は、国境で物資を積み変える手間がかかるようになった
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衛生環境の構築も沢田の仕事。空爆音が毎日聞こえる状況で、シリア人スタッフとともに避難者の援助を続けた
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© MSF
黒﨑、沢田に先立ち、白川優子(手術室看護師)は、2012年9月~12月、シリア国内で活動した
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© Yuko Shirakawa/MSF
建物内だけでなくベランダにも病床が並んだ
宿舎はなく、屋上に蚊帳を張って休んだ
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© MSF
内戦で夢を断たれ、家族を失った若者たちが、病床で絶望する姿を何度も目にした
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© Pierre-Yves Bernard/MSF
2013年5月21日現在、約680万人が緊急援助を必要とし、約150万人が周辺国へ避難したとみられる
その援助ニーズは膨大で緊急性が高い
国際社会のさらなる支援が急務となっている
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