シリア: アレッポの包囲解除で避難者は?

2017年01月06日掲載

内戦が続くシリアで、国境なき医師団(MSF)はイドリブ県の2つの村で、2017年1月2日から医療援助を提供している。この地域にはすでに複数の援助団体が活動しているが、MSFが2016年12月26日から県内の9町村を独自に調査した結果、2つの村でさらに医療援助が必要だと判断した。

現場ではMSFが提供した救急車2台も活動している。最もよく見られる疾病は他地域と同様で、呼吸器感染症、胃炎、筋骨格系の痛みなどだ。

アレッポ市東部の包囲が解除された12月15日以降、MSFは同地域から脱出してイドリブ県に避難した人びとを対象に、救援キット(衛生用品キット、調理キット、防寒キット、マットレスなどをまとめたもの)を1328組配布した。

北部の郊外から避難してきた人びとにも、衣類や毛布などの防寒キット300組を提供した。さらに医療機器や薬、移動診療用のテント、発電機、燃料、産科施設の輸血用物資を搬入し、複数の病院を支援している。

いずれの地域でも、4~6ヵ月にわたり予防接種が停止しており、復旧が求められる。援助活動に"穴"が生じないよう、MSFは引き続き状況を注視していく。

アレッポからの避難者を受け入れている医療施設で、MSFが支援しているところ(診療所、病院、産科・小児科施設)は、2017年1月6日時点で、アレッポ、イドリブ、ハマー各県の合計23軒にわたり、医薬品、医療キット、燃料購入費を提供している。主要病院の1つでは熱傷患者の治療にもあたっている。この病院の救急処置室で週平均150人を受け入れており、その60%を熱傷患者が占める。

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