マリ: エボラ出血熱が拡大、初期段階での封じ込めに全力

2014年11月21日掲載

ギニア、リベリア、シエラレオネ

西アフリカ3ヵ国(ギニアリベリアシエラレオネ)で流行が続いているエボラ出血熱は、11月に入り、3ヵ国の北東に位置するマリへと拡大した。11月11日に首都バマコで最初の患者が報告された。11月20日までに6人が亡くなっており、このうち4人は感染確定、残る2人も感染の疑いがあった。

エボラの流行抑止には、新規症例の発見後数日以内に、迅速かつ組織的に行動することが最も重要だ。国境なき医師団(MSF)はエボラ緊急対応チームを補強し、活動を拡大して感染の広がりを抑え込むことに力を尽くしている。

なお、亡くなった人数には、ギニアからマリのカイ市を訪れていたときに発症した女の子(2歳)は含まれていない。

MSF、治療・感染制御で他団体と連携

MSFがマリに設置したエボラ治療センターでは、11月20日に患者1人が亡くなった。現在、感染の疑いがある患者1名が治療を受けている。同センターは、MSFと国立疾病対策支援センター(CNAM)が共同で運営している。

MSFは患者の治療のほか、エボラの症例管理についてCNAMのスタッフへの研修を行っている。また、患者の救急搬送システム構築と安全な埋葬の方法も指導している。さらに、保健担当局や世界保健機関(WHO)と協力し、エボラに感染した恐れのある人の追跡調査も行っている。

今後、エボラの新規症例が報告されたギニア国境地域に1チームを派遣し、現地のニーズを判断する予定だ。

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