エボラ出血熱:シエラレオネでMSFスタッフが感染——仏人スタッフは回復

2014年10月07日掲載

エボラ出血熱の流行が続いているシエラレオネで、国境なき医師団(MSF)の緊急対応に参加していたノルウェー人スタッフが、エボラに感染したことが確認されました。

スタッフは南部州ボー市で活動していました。10月5日に発熱を訴えたため隔離し、検査をしたところ、陽性反応が出ました。スタッフはMSFが定める医療搬送手続に従い、10月6日に現地を離れ、欧州の専門治療施設に搬送されました。

MSFオペレーション・ディレクターのブリス・デ・ル・ヴィンヌは「各国事務局からエボラの流行地域に派遣されているスタッフは、業務内外で厳重な安全対策を順守しています。しかし、極めて厳重な予防策を徹底しても、残念ながら、リスクをゼロにすることはできないのです」と説明しています。

感染が起きた状況は現時点では明らかになっていません。MSFはスタッフの感染が起こった場合の対応手順に従い、調査を進めています。なお、医療従事者の守秘義務と、所属スタッフおよびその家族のプライバシー保護のため、MSFは当面、これ以上の情報発信は控えます。

MSFの現地採用スタッフは、感染確定が13人でそのうち8人が亡くなっています。感染経路を慎重に調査した結果、いずれも業務時間外に施設外で感染したと考えられます。

一方、リベリアでMSFのエボラ緊急対応に参加し、任務期間中に感染が確認されたフランス人の女性スタッフは、9月中旬に本国に帰還して治療を受けた結果、10月上旬に回復したと診断されました。

ギニアから始まり西アフリカに拡大したエボラ出血熱に対し、MSFは2014年3月から緊急対応を続けている。現在、各国事務局から派遣した約250人の外国人スタッフを含め、約3000人が活動に携わっている。

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