エボラ対策の最前線 コンゴの専門治療センター内部に潜入

2018年10月18日

エボラ出血熱の感染拡大が懸念されるコンゴ民主共和国(以下、コンゴ)。国境なき医師団(MSF)は今年8月、流行の中心地である北キブ州マンギナに専門の治療施設を設置し、流行の封じ込めにあたってきました。

今回、普段は医療関係者しか立ち入ることができないエボラ治療センターの撮影に成功。二次感染を防ぐため、綿密に設計されたセンターの内部を現地医師が案内します。 

コンゴでのエボラ出血熱の流行は、同国で初めて確認された1976年から数えて10回目。今回の流行は7月25日にマンギナ出身の女性が死亡したことに端を発する。コンゴ保健省と世界保健機関(WHO)は現地で合同調査を行い、8月1日に流行宣言が出された。

国境なき医師団(MSF)はエボラの発生地域に治療センターを開院し、治療や感染予防、除染と消毒、現地医療機関へのトレーニングなどを通じて支援。新たに開発された治療薬も導入し、緊急対応を続けている。

北キブ州では100以上の武装勢力が活動していると言われ、たびたび武力衝突が起きている。住民の多くは避難民で、もともと不十分だった医療体制がさらに脆弱(ぜいじゃく)化している。

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