Frontline12月前編 「命に直結する活動を 募金を通じて応援したい。」

2015年12月07日掲載

逗子開成高等学校3年生
髙橋侑也君、金子 望君

髙橋侑也君
かはしゆうや/「開成祭」広報委員・部門長としてMSFを応援。中学生の後輩たちを指導しながら募金箱やサインに工夫をこらし、募金活動を展開した。

金子 望君
かねこのぞむ/「開成祭」広報委員・副部門長としてMSFを応援。朝・夕のにぎわう逗子駅前や、大勢の来客がある学園祭で、MSFの活動意義を伝えた。

近年、国境なき医師団(MSF)の活動趣旨に賛同し、学園祭、社内イベント、地域の集まりなどで募金活動を行う人々が増えている。学園祭でMSFを寄付先として募金活動を行った髙橋侑也君、金子望君に、その思いや試行錯誤を聞いた。

日々の報道を通じて世界に目が向いた

神奈川県にある中高一貫校の逗子開成中学校・高等学校では、生徒の社会貢献活動を奨励している。同校に中学校から通う髙橋君、金子君は、先輩たちが慈善団体などへの募金活動を行う姿を見てきた。そもそも二人にとって、こうした活動は身近であったという。

「僕たちの世代は、幼い頃から9・11テロなど世界的な問題に触れてきました。子どもながらに社会を良くしたいと思い、お小遣いを国際NGOなどに寄付していました」と語るのは、髙橋君。一方、金子君は、「幼稚園では、欲しいものを一つ我慢し、そのお金を慈善団体に寄付するのがクリスマスの恒例行事でした」と語る。

生徒の社会活動を支える西川美保教諭によれば、MSFへの募金活動は、世界の紛争や貧困が日々報道される中、「命に直結する活動を支援したい」という生徒たちの総意で決まったという。MSFについて髙橋君は、「中立的な民間団体なので、信頼できる」と話し、金子君は、「高校1年時の英語の教科書にMSFに関する英文が掲載されていて、それを読んで活動内容を知り、応援したいと思った」と話す。

二人は、2年続けて募金活動に参加。同校最寄りの逗子駅前にて街頭募金も展開した。「人前に立つのは初めての経験で、恥ずかしくて緊張しましたが、すぐに慣れるよと先輩から励ましてもらいました。翌年は、僕が後輩を励まし、先頭に立って声を上げました」(金子君) 「『がんばって』と応援してくれる人がいる一方、『そんなことをしても無駄』と、批判的な意見をもらうことも。それでもMSFの実態を伝える中で、自分たちの活動意義を確認しました」(髙橋君)

募金額アップを目指し、募金箱やボードに工夫

2年目の活動では、前年以上の募金額を集めるために何をすべきか生徒たちでアイデアを出し合い、いくつかの改良をした。「1年目の時は段ボール製の募金箱で、募金額が外から見えませんでした。それでは信用してもらえないと考え、透明の募金箱に変えました」(髙橋君) 「MSFから届けてもらったポスターをサインボードにして掲げ、募金目的をわかりやすくしました。また、街行く人の目にとまるように、カラフルな手描きのボードも作りました」(金子君)

試行錯誤しながら募金活動に臨んだ二人。後編では、募金者の声から感じたことや、新たに見つけた課題について語る。
(12月20日朝刊に後編掲載予定)

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Frontline 12月後編 「募金とともに大切なのは 関心を持ってもらうこと」

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Interview text / Kazuko Takahashi

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