新型コロナウイルス感染拡大への国境なき医師団の対応について(2020年2月14日更新)

2020年02月14日掲載

国境なき医師団(MSF)は2月13日現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大にあたり次のような対応を行っています。

中国本土
世界で6万の同ウイルス感染者のうち99%が中国国内にいる中、MSFは医療用の特殊防具を中国の病院に寄贈して最前線の医療従事者を支援します。現在、ベルギーから湖北省の慈善総会宛てに、防具3.5トンの発送作業が進んでおり、武漢市で患者を真っ先に受け入れた病院の一つである金銀潭站病院に寄贈する予定です。

香港
その他のアジア域内においてMSFは、1月末に香港で弱い立場の人びとを対象とした感染予防啓発プログラムを立ち上げました。活動は、社会経済的に不利な立場にあり、重要な医療情報を手に入れづらい、難民、庇護希望者、視覚障がい者、および道路清掃者や高齢者など感染リスクが高く、感染すると重症化しやすい人びとを対象にしています。対面式の講座を開き、医学的根拠に基づいた最新の医療情報を伝えるとともに、人びとの声にじっくりと耳を傾け、多くの質問に答えています。恐怖心はウイルスより速く広まることが多く、人びとがストレスや不安に対処できるよう、支援に力を入れています。また、補充用の医療用防具1トンを香港のセントジョンアンビュランス協会に寄贈する予定です。

南アジアおよび東南アジア
域内の数カ国で、医療当局に対して必要に応じた援助を申し出ています。活動内容は、医療従事者を対象とした感染予防・制御法に関する研修、および医療へのアクセスが乏しく感染リスクの高い人びとに対する健康教育などが含まれます。MSFは、コロナウイルスの一種である重症急性呼吸器症候群(SARS)が2003年に流行した際にも同様の活動を行いました。 


新型コロナウイルス感染拡大への国境なき医師団の対応について(2020年2月5日掲載)