新型コロナウイルス感染拡大への国境なき医師団の対応について(2020年2月5日)

2020年02月05日掲載

新型コロナウイルス(2019-nCoV)の感染拡大にあたり、国境なき医師団(MSF)では複数のチームが援助活動の開始に向けた準備を進めており、中国、香港、および東南アジア約10カ国の医療当局に援助を申し出ています。このうち香港については、1月30日までに緊急援助チームが立ち上がりました。

これらの国と地域で想定される援助内容は主に、医療従事者に対する感染予防・制御法に関する研修や、医療アクセスの観点で脆弱な人びとや感染リスクの高い人びとに対する予防啓発のほか、マスクや体温計をはじめとした医療用品の提供などです。MSFは2003年に重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行した際にも同様の活動を行いました。

MSFが長年にわたり医療援助活動を行っている国々(パキスタン、バングラデシュ、カンボジア、フィリピン、パプアニューギニアなど)では、日々の援助活動において感染予防の強化に取り組んでいます。

また、特に医療体制が脆弱なサハラ以南のアフリカ諸国でも、MSFは新型コロナウイルスの症例が報告される事態に備え、医療当局を援助できるよう体制を整えています。