国境なき医師団
 

皆さまのご寄付のおかげで、
たくさんの命を感染症から守ることができました。
 
いつも国境なき医師団にご支援をくださり、誠にありがとうございます。
私は、2018年から約1年間、コンゴ民主共和国で行ったはしかの感染症緊急対応に医療チームリーダーとして参加した助産師兼看護師のアサニ美里と申します。
昨年の「守りたい、救えるはずの命。感染症をくい止める!」キャンペーンには、5万7893人の皆さまから6億2960万7073円という多大なご支援をいただきました。
感染症緊急対応活動に関わる全てのスタッフを代表し、深く御礼を申し上げます。
アウェイル病院プロジェクト責任者
昨年度の感染症緊急対応活動報告をお送りいたします。
報告書では、感染症の脅威から人びとの命を守るため、皆さまから頂いた支援金が活用された5カ国11のプロジェクトの詳細や活動報告、現地で日々奮闘する活動スタッフの声、治療を受けて完治した患者さんや、やっと安心できたお母さんの声、感染症から命を守るために欠かせない予防接種活動の様子などを紹介していますので、ぜひご覧ください。

感染症緊急対応

いま世界は、新型コロナウイルスの脅威の中にあります。コンゴ民主共和国でもはしかの流行が依然として続く中、一部の地域ではエボラ出血熱や、新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。
新たにこれらの感染症対応が加わることで予算や人員の不足が起こり、これまで私たちが取り組んできたはしかの予防接種、栄養補助、マラリア予防などの活動が後回しになるなどの影響も出ています。継続してきたこれらの活動が遅延したり止まってしまったりすることは、他のリスクを誘発して病状を悪化させる恐れがあり、大変心配をしています。
この大きな困難の中でも、一緒に活動し苦労を分かち合ってきた現地出身のスタッフたちは、窮地に立たされている人びとの命を守り救うため毎日奮闘を続けています。日本にいる私が、いますぐ現地に飛んで彼らと活動を共にすることはかないませんが、状況が許し次第、また必ずアフリカへ“帰る”つもりです。
アフリカには絶対的に医療が足りません。でもだからこそ私が行く意味がきっとあると思っています。
今後とも国境なき医師団への変わらぬご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
2020年10月
国境なき医師団
助産師兼看護師
アサニ美里


特定非営利活動法人 国境なき医師団日本
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