国境なき医師団
 
2020年度のご支援に感謝を込めて
活動内容、ご寄付の使い道をご報告いたします
日頃より、国境なき医師団(MSF)をご支援くださり、誠にありがとうございます。
『活動報告書 2020年度版』を公式ウェブサイト上で公開しました。以下のリンクから、ご覧いただけます。 昨年、新型コロナウイルス感染症が世界中に広がる中でも、医療を必要としている人びとの元へ行き、医療・人道援助を届け続けることができたのは、ほかならぬ皆さまからの温かいご支援があったからです。この場を借りて御礼を申し上げるとともに、活動報告書の中から、いくつか内容をご紹介いたします。
>『活動報告書2020年度版』(ebook形式)を読む

日本からは、75人・30の国と地域への派遣が決定
大竹優子(手術室看護師/イラク)、右:西岡憲吾(麻酔科医/南スーダン):© MSF
2020年度、MSF日本からは、75人(延べ106回)の、30の国と地域への派遣が決まりました。医師・看護師のほか、助産師、薬剤師、ロジスティシャン(物資調達など)、アドミニストレーター(現地での財務・人事)など、さまざまな職種のスタッフが活動しました。
活動報告書では、活動地ごとに、派遣されたスタッフを紹介しています(6~7ページ)。そのほか、「活動地からの声」として、イラクで新型コロナウイルス感染症緊急援助に、マラウイでHIV/エイズ支援のプロジェクトに参加したスタッフの活動報告も掲載しています(8~9ページ)。
43万もの皆さまにご支援いただきました
2020年度は、個人・法人あわせて43万以上もの方々がご支援くださいました(前年比23%増)。また、個人・法人の皆さまからのご寄付は130.5億円に上り、総収入の94.1%を占めました。多くの方が私たちに手を携えてくださったことに、改めて御礼を申し上げます。
援助活動費105.2億円を活動地へ送りました
MSFは、皆さまからお預かりした寄付金を、医療援助活動や証言活動に関わる費用(ソーシャル・ミッション費)にできるだけ多く充てることを重視しています。2020年度は、過去最大の105.2億円(前年比21.5%増)を充てることができました。
MSF日本から拠出した援助活動費は、イエメン、パレスチナ、コンゴ民主共和国、ナイジェリア、中央アフリカ共和国など、41の国と地域の各プロジェクトで役立てさせていただきました。
このほか、昨年3月に受付を開始した「新型コロナウイルス感染症危機対応募金」に関して、2020年12月末までの収支をご報告しています(16~17ページ)。
>活動報告書2020年度版(ebook形式)を読む
皆さまから頂いたご支援で、多くの命が助かり、明日への希望を持つことができています。今後ともMSFを応援していただけますよう、お願いいたします。
特定非営利活動法人 国境なき医師団日本
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