国境なき医師団
 

2019年 活動報告書を公開
活動内容、ご寄付の使い道のご報告
日頃より、国境なき医師団(MSF)にご支援・ご関心をお寄せくださり、ありがとうございます。
2019年の活動報告書を公式ウェブサイト上で公開しました。活動報告書では、財務諸表のほか、皆さまから託されたご寄付が、どの地域でどのような活動に使われたのかをご報告しております。派遣された日本人スタッフの声なども掲載しています。ぜひご覧ください。
活動報告書(ebook形式)を見る>

MSF日本から、100人のスタッフが活動地へ

左:國吉悠貴(助産師・ホンジュラス)、右:滝上隆一(外科医・イエメン)
MSFは、世界70以上の国と地域で援助活動を実施しています。
2019年にMSF日本からは、100人のスタッフを延べ124回、34の国と地域に派遣することができました。医師・看護師のほか、助産師、薬剤師、ロジスティシャン(物資調達など)、アドミニストレーター(現地での財務・人事)など多様な職種のスタッフが活動しました。
活動報告書では、活動地ごとに、派遣されたスタッフを紹介しています(6~7ページ)。そのほか、「活動地からの声」としてイラクとパプアニューギニアで活動した2人のスタッフによる活動報告もご覧いただけます(8~9ページ)。


財務ハイライト(一部抜粋)

収入
個人および法人からのご寄付は108.5億円、総収入の約96%
2019年は、支援者総数が前年比で10%増加。ご支援の輪が広がっています。総収入の約96%を占める、個人・法人の皆さまからのご寄付は108.5億円と、過去最大となりました。
政治・経済・宗教的権力から独立したMSFの活動は
、民間の皆さまからのご寄付があってはじめて可能なのです。

支出
人道援助活動に過去最大の91.2億円
MSFは、皆さまからお預かりした寄付金を、できるだけ多く医療援助活動や証言活動に関わる費用(ソーシャル・ミッション費※1)に充てることを重視しています。2019年には、過去最大の91.2億円(前年比30.0%増)を充てることができました。
MSF日本から拠出したプログラム支援金は、コンゴ民主共和国、イエメン、パレスチナ、南スーダンなど、26の国と地域の各プログラムに配分されました※2
※1 ソーシャル・ミッション費は次の「人道援助活動」に関係する費用を表します:人道援助プログラム支援金、海外派遣スタッフの募集・派遣業務、広報・アドボカシー活動費、オペレーション・サポート費
※2 金額の内訳、各国プログラムへの配分額などの詳細は活動報告書をご覧ください

監査体制
MSF日本では、会計および業務全体に対して監事による監査とともに、外部の監査法人(あずさ監査法人)に依頼して、日本の会計監査を受けています。


新型コロナウイルス感染症危機対応募金 追加募集中
MSFは2020年も世界各地で活動を展開中です。既に多くの皆さまにご協力いただきました、「新型コロナウイルス感染症危機対応募金」は、日本国内の目標金額を当初の583万ユーロ(約7億円※3)から1333万ユーロ(約16億円※3)へ増額して、引き続きご協力をお願いしています。
増額の理由は、医療物資の価格高騰などのほか、活動規模の拡大が挙げられます。3月下旬の時点では、活動する国と地域は24でしたが、5月下旬には68に増えました。今後も新規プロジェクトの立ち上げ、現行プロジェクトの見直しによる新型コロナウイルス感染症への対応を進めていきます。
新型コロナウイルス感染症危機対応募金
> 今回の寄付はこちらから

※3 1ユーロ=120円で換算
※本募金で集められた資金は、MSFが世界各地で行う新型コロナウイルス感染症の緊急援助活動と感染症拡大の影響に伴うその他の援助活動に割りあてられます。この活動に必要な資金を上回る寄付が寄せられた場合は、その他の緊急援助活動にあてられます。また、活動状況に応じて予算額や募金目標額の変更、資金調達状況に応じて本募金の受付を予告なく終了する場合があります。
 

特定非営利活動法人 国境なき医師団日本
http://www.msf.or.jp/
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