国境なき医師団
 
コンゴ民主共和国のエボラで「緊急事態宣言」
国境なき医師団の「感染症緊急対応」にご協力ください
 
エボラに感染した患者の治療は、隔離された「高リスク区画」で行われ、
スタッフは防護服の着用を義務づけられている。気温も高く、体にかかる負荷は大きい。
いつも国境なき医師団(MSF)の活動にご支援をお寄せくださいまして、誠にありがとうございます。
コンゴ民主共和国(以下、コンゴ)でエボラ出血熱が猛威を振るい続けて1年。収束の気配を見せるどころか、新たに感染が確認される区域も後を絶たず、エボラに関連して亡くなった患者数が1800人※を超える事態となりました。 
先月の7月18日(日本時間)には、世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたると宣言。これは、疾病が国際的に拡大することで、他の国々にも公衆衛生上の危険をもたらし、緊急に国際的対応が必要とされる事態であることを表します。
MSFは、感染例が確認され始めた昨年8月より地元の医療機関と連携し、エボラ治療センターを設置。2019年7月時点で530人以上ものスタッフを動員し、懸命に活動を続けています。そして、感染者の治療だけでなく、感染が疑われる人を早期発見・特定し、感染拡大を制御していくことが、いま以上に必要とされています。
※7月31日現在、WHO調べ

エボラ流行に緊急対応中。
「2019年感染症緊急対応」にご協力ください
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2014年、シエラレオネで活動した加藤医師と
退院する子どもたち(向かって左隣がソリー君)
2014年に西アフリカでエボラ出血熱が大流行した際には、現MSF日本会長の加藤寛幸医師(小児科医)も、現地で治療にあたりました。その際の活動を、こう振り返ります。
「2014年11月から4週間、シエラレオネに派遣されました。当時、エボラ治療センターは満床の状態が続いていました。スタッフの感染リスクや精神的なストレスを考慮して、1人あたりの作業時間が限られていたため、活動には大きな制約がありました。通常なら可能な治療さえ行えず、命を落とす人もいました。両親のあとを追うようにして亡くなる子どもや、一人残されて孤児院に送られる子どももたくさんいました。小児科医として、胸が張り裂けそうでした。
そんな中出会った、当時11歳のソリー君のことは、いまも心に刻まれています。ソリー君は弟と二人でエボラ治療センターに運ばれてきました。私たちスタッフの懸命の治療もあってか、どうにかソリー君は命を取り留めましたが、残念ながら弟は亡くなってしまいました。その後、ソリー君は自らの意志でセンターに残り、両親が亡くなり孤児となったほかの子どもたちの世話を、買って出てくれたのです。一人で病気に立ち向かい、自分より小さな子どもたちの世話をしている姿を見て、"悲劇に見舞われたこの国の未来にも、希望がある"、そう感じたのをいまでも強く覚えています」。
現在はコンゴ民主共和国にて、このような未来ある大人や子どもたちを一人でも多く救うためにも、どうか皆さまのお力をお貸しください。皆さまのご支援こそが、私たちの活動の原動力です。いただいたご支援は、エボラをはじめとする感染症緊急対応の活動資金に充てられます。



あなたの寄付でできること
エボラ出血熱の患者の治療の際に使用する、防護服一式の場合
●3,000円で ゴーグル4点
●5,000円で プラスチックエプロン8着 あるいは 長靴3足
●10,000円で 防護服4着 あるいは 防護マスク100枚
※外国為替による変動があります。


エボラ流行に緊急対応中。
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※国境なき医師団日本への寄付は税制優遇措置(寄付金控除)の対象となります。
 

※「2019年感染症緊急対応」は、目標の約6億円(460万ユーロ※)のご支援を日本の皆さまにお願いするものです(※1ユーロ、130.4円で換算)。
●ご寄付は2019年12月31日までお受けいたします。2020年1月1日以降にお受けしたご寄付は、世界各地で展開しているさまざまなMSFの医療援助活動に充てられます。
●目標額に達した時点で、「2019年感染症緊急対応」への寄付の受付を終了させていただきます。
●「2019年感染症緊急対応」にご寄付いただいた皆さまには、活動報告を来年お送りする予定です。
※「守りたい、救えるはずの命。感染症をくい止める!」キャンペーンのご案内を郵送でお届けしている方へ
同キャンペーンと、このメールでご案内している「2019年感染症緊急対応」のご寄付の使い途は同じです。緊急事態のため、郵送物が届いている方には重ねてのご案内となり、申し訳ございません。いただいたご寄付は、大切に使わせていただきます。


■寄付はゆうちょ銀行でも受け付けています。
口座番号:00190-6-566468
加入者名:特定非営利活動法人国境なき医師団日本
通信欄に「2019年感染症緊急対応」とご記入ください。
*国境なき医師団から送付された郵便払込用紙をお持ちの方は、口座番号「00150-3-880418」と印刷されている払込用紙もご利用いただけます。通信欄に「2019年感染症緊急対応」とご記入ください。
特定非営利活動法人 国境なき医師団日本
http://www.msf.or.jp/
〒162-0045 東京都新宿区馬場下町1-1 FORECAST早稲田FIRST 3階
tel:0120-999-199(通話料無料)
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