海外派遣スタッフの声

MSF参加は「年中行事」、薬局のことならおまかせ!:神田 紀子

ポジション
薬剤師
派遣国
コンゴ民主共和国
活動地域
イトゥリ
派遣期間
2017年2月~2017年8月

国境なき医師団(MSF)の海外派遣に再び参加しようと思ったのはなぜですか?また、今回の派遣を考えたタイミングはいつですか?

年1、2回ペースで今回13回目の活動です。もう年中行事です。前回派遣(ニジェール)後、大きな手術をしたので、体調が戻るのを待って参加しました。

派遣までの間、どのように過ごしましたか? どのような準備をしましたか?

体調の回復後は薬局で働きつつ、MSF日本での説明会などでお話をさせていただきました。フランス語を忘れないようにポッドキャストでラジオ・フランス・インターナショナル(RFI)のニュースを聞くようにしていました。

過去の派遣経験は、今回の活動にどのように活かせましたか? どのような経験が役に立ちましたか?

絵本に出てきそうなツリーハウスはスタッフの憩いの場 落雷にあった木を使ってロジスティシャンが建築した 絵本に出てきそうなツリーハウスはスタッフの憩いの場
落雷にあった木を使ってロジスティシャンが建築した

今回は久しぶりに長期間の活動だったので、途中で燃え尽きないようにうまく息抜きをすることを心がけました。

食事は料理人(ママンと呼んでいました)が作るのですが、メニューは我々が考えないといけなくて、マンネリ気味でした。過去の活動でおいしかったメニューを提案すると喜ばれました。一番評判が良かったのはシリアで食べたナスのピラフでした。

現地スタッフの採用を担当したときには、試験問題やインタビューの質問内容など、過去問題のストックが本当に役に立ちました!

今回参加した海外派遣はどのようなプロジェクトですか?また、具体的にどのような業務をしていたのですか?

薬局チームのメンバーと。 薬局チームのメンバーと。

コンゴ民主共和国のプロジェクトは4つありました。1次・2次医療のサポート、性暴力被害者の治療、南スーダン人難民への医療援助で、それぞれ内容が異なる活動です。このほかコレラやマラリア流行時の緊急援助もありました。

私はこれらすべてのプロジェクトを統括するコーディネーション部門に配属されました。主な業務は、各プロジェクトの医薬品の使用状況の分析、オーダーの承認、活動全体の医薬品管理の指導でした。外国人派遣スタッフは12~15人、現地スタッフは100人超(多すぎて何だかわからない)で、とても大きな規模でした。

派遣先ではどんな勤務スケジュールでしたか?また、勤務外の時間はどのように過ごしましたか?

勤務時間は午前8時~午後5時で、途中で1時間の昼休憩があります。昼食は車で宿舎に帰って皆で食べます。

私は早朝にフランス語の個人授業を受けていました。

週末は近くの山にピクニックに行ったり、プールで泳いだり、マルシェ(市場)で買い物をしたりしました。

現地での住居環境についておしえてください。

外国人派遣スタッフは2軒の家に分かれて住んでいます。私の住んでいた家は12部屋あり、個室でした。標高が高く、あまり暑くないためエアコンはありませんでした。大きな鍋でお湯を沸かして、入浴時にバケツにもらって使うことができました。Wi-Fiが24時間使え、また衛星テレビも見られました。

この宿舎はプロジェクトで働くスタッフが一時滞在する宿舎(トランジットハウス)を兼ねており、いつも誰かしらが滞在してにぎやかでした。

活動中、印象に残っていることを教えてください。

猫が同僚の引き出しのなかで子どもを産んでいたことも! 猫が同僚の引き出しのなかで子どもを産んでいたことも!

コレラやマラリアの流行があちらこちらで発生し、半年間で4回の緊急援助を行いました。近隣国に比べてもインフラ整備が遅れていることから、へき地へいち早く到着して医療を提供するためには、MSFの機動力が大きく貢献していると実感しました。

コレラ用、マラリア用などのキットを備蓄してあり、要請があれば直ちに医薬品を届けられる体制をとっています。ただ、次々に補充していかないと間に合わず、医薬品のやりくりに気をもみました。

今後の展望は?

次回の活動に備えたいと思います。

実は活動中に歯が痛くなり、コンゴ民主共和国から出国して歯科医を受診する羽目になりました。次回までに日本でしっかり治療したいと思います。

今後海外派遣を希望する方々に一言アドバイス

会議だ、報告書だ、といっても、実は普段のおしゃべりが一番の情報源だったりします。「あの時、あの人なんて言ってたの?」と周りに聞いて情報を補完していました。仲間って大事ですね。

MSF派遣履歴

派遣期間
2016年2月~2016年4月
派遣国
ニジェール
活動地域
ギダンルンジ、ニアメ
ポジション
薬剤師
派遣期間
2015年9月~2016年1月
派遣国
コートジボワール
活動地域
アビジャン
ポジション
薬局コーディネーター
派遣期間
2014年7月~2014年9月
派遣国
シリア
活動地域
ポジション
薬剤師
派遣期間
2013年3月~2013年4月
派遣国
シリア
活動地域
ポジション
薬剤師
派遣期間
2012年10月~2012年12月
派遣国
シリア
活動地域
ポジション
薬剤師
派遣期間
2012年4月~2012年7月
派遣国
中央アフリカ共和国
活動地域
バンギ
ポジション
薬剤師
派遣期間
2011年8月~2011年11月
派遣国
コートジボワール
プログラム地域
アビジャン
ポジション
薬剤コーディネーター
派遣期間
2011年2月~2011年4月
派遣国
マラウイ
プログラム地域
チラズル
ポジション
薬剤師
派遣期間
2010年1月~2010年6月
派遣国
チャド
プログラム地域
ンジャメナ
ポジション
薬剤師
派遣期間
2009年3月~2009年9月
派遣国
ブルキナファソ
プログラム地域
ウァガドゥグー
ポジション
薬剤師
派遣期間
2008年9月~2009年1月
派遣国
エチオピア
プログラム地域
南部諸民族洲
ポジション
薬剤師

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