退職して海外派遣に参加

日本での仕事は退職し、海外派遣に参加するケースです。派遣の期間は各職種や、プログラムの内容によって異なります。帰国後、次の海外派遣に出るまでの待機期間は、休暇として過ごす、短期の仕事を見つける、次の派遣に役立つ勉強をする、語学を磨くなど、個人によって様々です。(待機期間中は、MSFとの雇用契約はありません。)

1997年4月 その他の活動:国立工業高等専門学校にて電気工学を学ぶ 2003年3月 その他の活動:同校を卒業 2003年4月〜 その他の活動:国内一般企業に就職 レントゲンやCT、MRIを含む医療電子機器の設置・保守点検業務を担当 2007年12月 その他の活動:ワーキングホリデーで渡豪。途中東南アジアを2ヵ月間バックパック旅行 2008年 その他の活動:オーストラリア滞在中に工場やレストランでアルバイト 2009年2月〜2009年6月 その他の活動:語学学校にて英語を学ぶ 2009年6月 MSFとの関わり:「応募」 MSF海外派遣スタッフへ応募 英語でのコミュニケーション力がやや不足していたため、審査保留とされる 2009年8月〜2009年12月 その他の活動:英語を学びつつ、地元のガソリンスタンドにてアルバイト/車両点検・保守をアシスト 2009年10月 MSFとの関わり:「研修」3日間 MSF日本主催の派遣前研修Welcome daysに参加 コミュニケーション力が向上していると評価され、研修直後に正式登録へ 2010年1月 その他の活動:オフィスの開設準備やスケジュール管理などパプアニューギニア在住の知人の仕事を手伝う 2010年2月 MSFとの関わり:「研修」7日間 MSFフランス主催の初回派遣前のロジスティシャンのための基礎トレーニング、派遣前技術研修に参加 開催国:アメリカ(諸経費 MSF負担) 2010年4月〜2010年5月 MSFとの関わり:マラウイにあるプログラムへの派遣のオファーがあったが、状況が二転三転した結果キャンセル その他の活動:アルバイトをしながら派遣先の決定を待つ 2010年6月〜2011年2月 MSFとの関わり:「派遣」9ヵ月 派遣国:マラウイ プログラム:HIV/エイズ 2011年3月 MSFとの関わり:休暇旅行中に、東日本大震災が発生 MSFの緊急招集を受け急きょ帰国 2011年3月〜2011年4月 MSFとの関わり:「派遣」1ヵ月 派遣国:日本 プログラム:大地震と津波の被災者を対象とした緊急支援 第1陣として、宿泊・活動拠点となる地域を探し、ベースオフィスを立ち上げる 車両の手配、日用品や毛布など非食糧物資の配給も実施 被災したクリニックへの物資調達も担当 2011年5月 その他の活動:オーストラリアや東南アジアへ旅行 国内の友人の仕事の手伝い 実家の畑の手伝いなど 2011年6月 MSFとの関わり:「研修」12日間 MSF主催のロジスティシャン経験者のための基礎技術向上トレーニングTechniques Logistiques de Base (TLB) に参加 開催国:アメリカ(諸経費 MSF負担) 2011年7月〜2011年8月 MSFとの関わり:「派遣」2ヵ月 2011年7月 派遣国:イエメン プログラム:緊急支援 内戦のために医療アクセスが困難な地域で、地域病院への患者の緊急搬送システムを整備 チームの安全管理も担当 2011年8月 数ヵ所の病院を支援するプログラムへ異動 非食糧物資の配給や、現地採用ドライバー、通訳、家事担当スタッフの管理業務も担当 2011年9月 その他の活動:インド旅行 2011年12月〜2012年6月 MSFとの関わり:「派遣」6ヵ月 派遣国:南スーダン プログラム:病院支援 母子保健専門病院(150床)で、院内の上下水道管理、廃棄物処理、電気、施設の増築や修理、安全管理や物資調達を担当 新たに設立された栄養治療センターでは、水道の設置や医療電子機器の導入にも携わる 2012年7月〜2012年8月 その他の活動:ラオスで学校建設をしている日本のNPOの現地プログラム視察・評価に同行 その後インドで完全休養 2012年9月〜2013年6月 MSFとの関わり:「派遣」9ヵ月 派遣国:ラオス プログラム:新たに立ち上げた母子保健 派遣スタッフの住居すら決まっていない状態からスタート。当初半年の契約を3ヵ月延長。 2013年7月 その他の活動:国内・海外旅行 2013年8月 MSFとの関わり:「研修」12日間 MSF主催のロジスティシャンの経験者のための、水と衛生管理トレーニング、Water, Hygine and Sanitationに参加 開催国:ウガンダ(諸経費 MSF負担)

本人からのメッセージ

私は、ミッション終了後周辺の国を周るなどしてから帰国し、約2〜3ヵ月の間を置いてからまた次のミッションに参加するというサイクルで約3年過ごしています。それはまず、MSFの活動を継続していくときにこのサイクルが自分にとって最もミッションに参加しやすいということが理由です。また、医療従事者と比べるとロジスティシャンは日本滞在時の仕事や短期アルバイトなどが見つかりにくい傾向にあるので、少し休憩してからまた参加するという形をとっています。しかし、私は仕事を退職してから出会ったさまざまな友人を介して、時には彼らの仕事や活動を手伝ったり、一緒にプログラムを立ち上げたりして過ごしていますので、特に時間をもてあますというようなことはありません。そうでなければおそらく1ヵ月程度の休暇の後にまたミッションへ参加するというサイクルになっていると思います。

休暇中の数ヵ月の間には、前回のミッションの反省や、次回までに伸ばしておいた方がよいと思うスキルを積極的に習得したり、MSFのトレーニングに参加したりして過ごしています。また、ゆっくり友人や家族と過ごしたり、本を読んだり、普段考えない事をぼんやり考えてみたりと、私にとってはとてもぜいたくな時間を過ごす事ができています。

約3年間MSFに関わり、そこでさまざまな事を見聞した結果、環境や開発について勉強したいと思うようになり、来春から大学へ通うことにしました。仕事を退職し、MSFで人道支援に携わったからこその新たな目的設定ができました。今は自身のこういった変化をとても歓迎し、楽しんでいます。

退職する時は不安もありましたが、それ以降はめまぐるしく起こる毎日の変化がただ楽しく、また退職時には全くなかった目的や目標も違う世界へ飛び込む事で得る事が出来ました。

今後はしばらく学業に専念するつもりですが、もし機会があればまたMSFのミッションへ参加したいと思っています。また、MSF以外にも人道支援や環境保護などで素晴らしい活動をしている団体や企業にも関わっていきたいと思っています。