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派遣スタッフの声

河野 暁子(イエメン・アワル/ハラド 臨床心理士)

今回の派遣

派遣期間:2009年1月~2010年1月
派遣国・プログラム地域:イエメン・アワル(2009年1月~12月)、イエメン・ハラド(2009年12月~2010年1月)
ポジション:臨床心理士

1.なぜMSFの海外派遣に参加したのですか?

海外で心理の仕事をやってみたかったからです。

2.今までどのような仕事をしていたのですか? また、どのような経験が海外派遣で活かせましたか?

子どもを対象とした公的機関、学校、小児科で心理の仕事をしていました。臨床心理士として経験してきたこと(心理アセスメント、心理療法、危機対応、他機関とのネットワーク作り、他職種との連携など)すべてが、活動に活かせました。

3.今回参加した海外派遣はどのようなプログラムですか?また、具体的にどのような業務をしていたのですか?

ハラドにて、心の健康に関するアセスメントを実施。
ハラドにて、心の健康に関するアセスメントを実施。

アワル:イエメン南部には、ソマリアやエチオピアから大勢の難民がボートでやってきます。イエメンに到着した難民は、まず難民登録センターに数日滞在します。そこでMSFは医療と心理面のサポートを行なっていました。私は、難民登録センターでの心理ケア(個別・グループ)、現地カウンセラーの指導、他機関とのネットワーク作り、移送先難民キャンプのアセスメントを行いました。

ハラド:イエメン北部では昨年夏頃より、政府軍と反政府組織の戦闘が激化しました。そのため、多くの戦闘避難民が発生しました。MSFは避難民キャンプで栄養失調改善プログラムを展開していました。私は戦闘避難民のアセスメントを行いました。

4.週末や休暇はどのように過ごしましたか?

アワル:金曜日が休日でしたが、だいたい金曜日になると難民が到着するため、なかなか休めませんでした。6週間に1回、息抜きのために、3日間現地を離れることになっていました。最初の息抜きはアデンでとりましたが、普段は治安の関係上、アワルを離れることができないため、息抜きの間もアデンでしかできない仕事をやることになってしまいました。「週末だから、休暇だから、しっかり休もう」と意識しないと、休むチャンスを逃してしまうところでした。休暇は首都サヌアで過ごしました。

ハラド:緊急のプログラムだったため、週末や休暇はありませんでした。

5.現地での住居環境についておしえてください。

ハラドでアセスメントを行った子どもたち。
ハラドでアセスメントを行った子どもたち。

アワル:高い塀に囲まれた建物の1階が事務所で、2階が派遣スタッフの部屋でした。同じ敷地内に現地女性スタッフの部屋もありました。常に複数のガードマンがいて、仕事で難民登録センターへ行くとき以外は、ほとんど外出は許可されませんでした。現地では限られた食材や物資しか手に入らないので、派遣スタッフのだれかがアデンへ行くときには買い物リストをまとめて、缶詰やソース、スナックやパスタ、シャンプーや石けんなどを大量に買っていました。昼間は電力がなく、夜も度々停電しました。とても暑いので、溜めておいた水をシャワーとして浴び、時々は屋上に蚊帳を張って寝ました。

ハラド:緊急のプログラムだったため、町のホテルに泊まっていました。

6.良かったこと・辛かったこと

良かったこと:自分の仕事が役に立っていると感じられたことです。
辛かったこと:ハラドにいたとき、朝早くから夜遅くまで働き、気が休まる時間がなかったことです。

7.派遣期間を終えて帰国後は?

しばらくゆっくりします。

8.今後海外派遣を希望する方々に一言アドバイス

アワルで共に活動したスタッフと。
アワルで共に活動したスタッフと。

仕事をするにも、共同生活をするにも、コミュニケーションはとても大切です。かなりの語学力が必要だと思います。また、行動制限があったり、プライバシーがなかったりと、派遣先での生活にはストレスもあります。自身のストレス解消法があると助かります。

MSF派遣歴

 

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