Condition: Critical

危機に陥ったコンゴ民主共和国 ホームニュース証言MSFの活動写真ビデオMSF トップページへ
このページを友達に送る フルバージョンはこちら(英語サイト)
  • del del.icio.us
  • blink blinklist
  • digg digg
  • face Facebook
  • furl Furl
  • magnol ma.gnolia
  • newsv Newsvine
  • pownce Pownce
  • reddit reddit
  • stumble StumbleUpon
  • tech Technorati
  • twit Twitter
支援をする

サイトトップ > 証言 > 「いろいろなことを考えます。失った人のこと、行方のわからない息子のことを」

「いろいろなことを考えます。失った人のこと、行方のわからない息子のことを」

(2009.12.3)

国境なき医師団(MSF)がコンゴ民主共和国(以下、コンゴ)のキチャンガで実施している心理ケアプログラムは多忙を極めている。患者の大半は身体的・性的な暴力行為を受けた女性たちだ。この54歳の女性は、MSFに診察を受けに来る1週間前に起こった出来事を詳しく話してくれた。

54歳のこの女性は、MSFに診察に来る1週間前に起きた出来事を話してくれた。
54歳のこの女性は、MSFに診察に来る1週間前に起きた
出来事を話してくれた。

武装グループに差し出すものがないと、殺されます

武装グループが村に来るようになってから、夜は森の中で過ごしていました。彼らはいつも夜にやって来て、人びとを殴りました。私の夫も激しく殴られましたし、殴られて亡くなった人もいました。やがて彼らが毎日村に現れるようになったので、私たちは家を離れ、動物のように森の中で暮らしました。彼らは私たちがもう村で寝なくなったのを見て、森に入って私たちを探し始めました。彼らに差し出すものがないと、殺されます。毎日人びとは、殴られるか刺されるかして亡くなった知人の話をしていました。彼らは、森はお前たちのものじゃない、昼も夜もおれたちのものだと言いました。だから私たちは持ち物をすべてまとめて、この避難民キャンプに来ることにしたのです。

それ以来、私はこの避難民キャンプで暮らしています。ある日、何人かでまとまって食べ物を探しに外に出ると、周囲から銃声が聞こえました。私たちは走って、散り散りに森の中に逃げ込みました。私は2人の若い人と一緒でしたが、私のすぐ目の前で殺されました。私が地面に伏せたとき、私の背後にいた人たちが殺されました。彼らは発砲しながら人びとを追いかけ続けました。私が地面に倒れると、彼らは私を捕まえてレイプしました。それが終ると、1人が私を撃とうとしましたが、残りの人がそれを止め、代わりにナイフで私に切りつけました。今、私は脚にいたるまで全身に切り傷を負っています。それが終ると、彼らは私を殺そうとしましたが、1人が止めました。

友だちは私を支え、食べ物を分けてくれます。
何もくれないときは、彼女たちも何も持っていないときです

証言者の女性が暮らす避難民キャンプ。
証言者の女性が暮らす避難民キャンプ。

いつも動悸がします。食べ物を採りに行くときは、いつも怖くて仕方ありません。彼らはなぜあんなひどいことをするのでしょう? ここではあまりに多くの人がけがをしているので、私は彼らに殺されるのではないかと今も恐怖に怯えています。一昨日、数名の女性が畑に根菜を掘りに行きました。武装グループは彼女たちを発砲しながら追いかけ、収穫したものをすべて取り上げてしまいました。もう誰も家に戻ろうとする人はいません。

私は12人の子どもを生みました。そのうち8人は既に亡くなりました。夜は眠れず、だから朝はぐったりしています。いろいろなことを考えます。失った人たちのこと、まだ生きている人たちのことを。死んでしまった子どもたちのことや、今も行方のわからない息子のことを考えます。息子は生きているか、死んでいるかわかりません。友だちと一緒にいるときは、結局いつもレイプのことや自分の身に起こったことを話してしまいます。友だちは私を支え、時々食べ物をくれます。友だちが何もくれないときは、彼女たちも何も持っていないときです。何人かの友だちが、飲み物や食べ物、そして服をくれました。私と同じような目に遭ったある女性が、私にMSFに診察を受けるように勧めてくれました。その話を聞いてすぐ、私はここに来ました。

MSF International

Which MSF website would you like to visit?