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サイトトップ > 証言 > 「もう何年も、まったく力が出ません」

「もう何年も、まったく力が出ません」

(2009.5.15)

「もう何年も、まったく力が出ません」

Gは43才。彼女は、国境なき医師団(MSF)がアウトリーチ*治療プログラムの一環として運営する婦人科診療所にやって来た。

「1994年の戦争のとき、マシシ町では住民がなたで殺されました。命からがら逃げ出し、生き延びた人びともいました。1996年のある日、私は数人の女性たちと一緒に畑へ向かっていました。すると武装した男たちが私たちの行く手を阻み、私たちを殴り、そしてレイプしました。溝に落ちた女性もいます。私もその時に溝に落ちたせいで、今でも足をひきずっています。レイプされた女性のうち3人は、その時に負ったけががもとで1週間後に亡くなりました。」

「私はそれ以来、腹部の痛みを抱えています。もう何年も、まったく力が出ず、畑にも行けません。しょっちゅう頭痛に襲われ、よく眠れません。それに武装した男たちを見ると、恐怖に襲われて気分が悪くなります。」

「レイプされたとき、私は未亡人でした。それから8年後、当時やはり妻を亡くしていた今の夫と再婚しました。夫は私を温かく迎え、私を支えようとしてくれました。今は2人とも年を取ったので、子ども達が面倒をみてくれています。」

「ところが最近になって、夫は大酒を飲むようになりました。夫はあのレイプ事件に対する考えを変えたようで、今になって私を売春婦と呼び、攻撃的な態度をとるようになりました。」

GはMSFの診療所で長い診察を受けた後、鉄剤と痛み止めをもらい、マシシ病院で心理ケアを受けるための予約をして帰った。

*こちらから出向いて、援助を必要としている人びとを積極的に見つけ出し、サービスを提供すること

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