Condition: Critical

危機に陥ったコンゴ民主共和国 ホームニュース証言MSFの活動写真ビデオMSF トップページへ
このページを友達に送る フルバージョンはこちら(英語サイト)
  • del del.icio.us
  • blink blinklist
  • digg digg
  • face Facebook
  • furl Furl
  • magnol ma.gnolia
  • newsv Newsvine
  • pownce Pownce
  • reddit reddit
  • stumble StumbleUpon
  • tech Technorati
  • twit Twitter
支援をする

サイトトップ > ニュース > オー・ウエレ地方 –LRAを避けて住民の避難生活が続く

オー・ウエレ地方 –LRAを避けて住民の避難生活が続く

(2009.6.1)

数週間にわたり、数千人の避難民が、コンゴ民主共和国(DRC)北東部のアルに近いアリワラ地区に移動している。彼らは、神の抵抗軍(LRA)が襲撃を続ける、隣のオー・ウエレ地方から避難してきた人びとである。

パトリック・ロビタイユは、国境なき医師団(MSF)のアリワラにおけるプログラム責任者を務めた。彼は、現地のMSFのチームが懸念する慢性的な治安問題、そしてその結果として生じる栄養失調と衛生面における問題を、次のように証言している。


私は2月末にアリワラに派遣されました。ウガンダ国境に近いこの町には、このときすでに1万2千人近い避難民がいて、6千人がおよそ40km北にあるインゴコロに向かっていました。避難民はみな大急ぎで村から出なければならなかったため、所持金もなく医療を受けることが難しい状態にありました。そのため、どちらの場所でも無償で診療を行うMSFの活動が非常に重要になりました。

避難してきた人たちは、援助を受けることができてとても安心したようで、そのおかげで話を聞いたりすることもスムーズでした。私たちは、貯水容器、蚊帳、調理器具などの基本的な救援物資を配布する際に、何が起こったのかについて聞きました。LRAの襲撃によって消えない傷を受けた人もいます。そのうちひとりは私にこう話してくれました。「彼らは明け方に突如として村に現れ、食糧を取り上げ、幼い子どもたちをさらって行きました。戻ってきた子はほとんどいません。」

子どもを守ろうとした親が殺された話など、避難民の間では暴力にまつわる話が多くあります。子どもの拉致や、性的奴隷とされた少女たち、反乱軍兵士が処女を要求したことなどについて、多くの証言があります。

2つの移動診療チームは、瞬く間に、多いときにはそれぞれ週に500件の診察を行うほど多忙になりました。衛生管理が十分に行き届いていないため、皮膚感染や疥癬が多く発生しています。呼吸器疾患やマラリアの治療も必要でした。

治安の悪さは依然として大きな問題

LRAの襲撃に関する報告は減っていますが、実態は悪化しています。孤立し、無防備な地域では、治安の悪さが依然として大きな問題となっています。例えば、食糧配布が行われているインゴコロの住民は、3週間で6千人から1万2千人と倍に増えました。家へ帰る気持ちになれないほど、人びとが怯えているのは明らかです。収穫期が近づいた今、私たちは栄養状態の悪化についても心配しています。収穫がなされなければ、人びとは完全に食糧援助に頼ることになります。残念なことに、私が現場にいた2ヵ月間に、アリワラとインゴコロで他機関が行った食糧配布はごくわずかでした。身分証明書を持たずに避難してきた人のほとんどは、登録を認められず、食糧配布の対象から外されてしまいました。このような状況は、非常に弱い立場にある彼らにとって特に深刻です。

MSF International