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MSF、12回目の「10の最も深刻な人道的危機」を発表

パキスタン、ソマリア、イエメン、スリランカ、アフガニスタン、そしてコンゴ民主共和国で襲撃され、爆撃を受け、援助から切り離される市民。HIV/エイズや蔓延し続ける顧みられない病気の治療に向けた資金援助の停滞。国際的な医療・人道援助団体、国境なき医師団(MSF)が2009年12月に発表した「2009年10の最も深刻な人道的危機」のリストには、このような緊急事態が取り上げられました。

今回のリストでは、南北スーダンで継続する危機や、幼児期の栄養失調対策に関して国際社会が何ら具体的な取り組みを示せなかったことについても言及しています。このリストは、MSFの医療チームが約70ヵ国における援助活動を通じて体験・目撃した最悪の人道状況に基づいてまとめられたものです。

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「一般市民がますます紛争の犠牲になり、しばしば意図的に命をつなぐ医療や人道援助から隔離されていることは明らかです。2009年に武力衝突が激化したスリランカやイエメンなどでは、援助団体も援助が必要な人びとの元へ赴く道を閉ざされ、攻撃の対象ともなったため、退避せざるをえませんでした。こうした容認しがたい力の行使が当たり前になりつつあります。このような危機がもたらす人道上の明らかな結末を、現地のMSFは、戦闘地域で、また活動を続けているHIV/エイズや栄養治療の診療所で、直接目撃しています。ですから、私たちは声を上げずにいられませんし、その必要があるのです」

クリストフ・フルニエ医師
MSFインターナショナル会長

MSFは、スーダン南部に広がっていた悲惨な飢餓が米国の報道機関には、ほとんど取り上げられなかった状況を受けて、1998年に初めて「10の最も深刻な人道的危機」のリストを発表しました。MSFの緊急医療援助活動から生まれたこのリストは、報道記事に反映されるか否かわからない人道的危機の規模の大きさと深刻さを広く訴えかけることを目的としています。