アフリカ睡眠病

基本情報

どんな病気?

寄生虫感染症。第1段階では、発熱や倦怠(けんたい)感などの症状が現れる。第2段階になると寄生虫が中枢神経系に侵入し、協調運動不全、精神錯乱、けいれん、睡眠障害などの神経・精神症状を発症し、死に至ることもある。

流行地域

サハラ以南のアフリカ諸国。報告症例の90%以上は西部・中央部に生息する寄生虫、残りの10%は東部・南部に生息する寄生虫が原因となっている。

感染経路

ツェツェバエに刺されることで感染する。

診断

第1段階では、他の病気と見分けにくいため診断は困難である。第2段階でアフリカ睡眠病の正確な診断を行うには、腰椎穿刺で髄液を採取する必要がある。

治療

長らく使用されてきたメラルソプロールにはヒ素が含まれており、副作用が多く、患者の命を奪うこともあった。現在、世界保健機関(WHO)が推奨する治療法は、ニフルチモックスとエフロルニチンの併用療法(NECT)である。また、新薬の臨床試験が行われており、第1・第2段階のいずれにも安全で効果的な経口投与治療法となることが期待されている。

備考

患者・医療従事者の負担を軽減する検査法の確立と新薬開発が課題。

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