
リベリア:コレラ発生に対応
2006年07月26日掲載
この数週間、リベリアの首都モンロビアではコレラ患者が急増している。国境なき医師団(MSF)は保健省の要請を受けて、以前にJFK病院内のコレラ治療センター(CTC)で行っていた支援活動を再開する予定である。
MSFの西アフリカ担当オペレーション・ディレクター、Stephan Goetghebuerは語る。「この3週間に重症例154人が報告され、このうち1人が命を落としている。私たちは、雨期のために今後数日でさらに患者が増えるのではないかと懸念しています。」
JFK病院内のCTCには、モンロビアの各地域の診療所から毎日15名ほどの患者が送られてくる。同病院ではすべての患者に対応できないため、MSFに介入を要請している。
Stephan Goetghebuerは言う。「7月17日の週の初めに、JFK病院から正式な協力要請がありました。7月24日までにはCTCにおける本格的な活動ができるようになるでしょう。私たちは既に医療物資を寄付しています。次の段階はスタッフの数を増やし、日常業務を改善することです。」
同時に、MSFは、クララ・タウンとニュー・クル・タウンの医療施設で、水様性の下痢を起こす症例数が同じように増えていることが分かった。4人を例にラボでの確認検査を行ったところ、うち3人がコレラに感染していた。
コレラはリベリアにおける風土病である。MSFは2005年にコレラが発生した時にもJFK病院内にあるリベリア保健省のCTCを支援し、合計3300名を超す患者を治療した。この援助活動は2005年12月31日に終了した。
コレラは感染性が高く、汚れた水と食物により感染するため、大流行する場合がある。適切な治療が施されなければ死亡率は50%近い。下水設備の乏しさ、混み合った生活環境、清潔な水の不足などの要因が相まってコレラ感染が広がっている。